コンピュータ上にBIMcloudコンポーネントが存在しない場合は、BIMcloudインストーラにより、以下の「クリーンインストール」プロセスが案内されます。
1.BIMcloudインストーラを開始し、[次へ]をクリックします。
2.[新規のBIMcloudをインストール]を選択します。これにより、次の2つのコンポーネントが順番にインストールされます。
•BIMcloud Server
•BIMcloud Manager
3.ライセンス契約に同意します。ブラウザで全文を表示するには、[ブラウザで開く]をクリックします。
4.BIMcloud Serverのインストール先を選択します。
5.概要パネルに、BIMcloud Serverがインストールされる場所が表示されます。[インストール]をクリックしてプロセスを開始します。
Macユーザーの場合:
–BIMcloudをMac OS 10.15システムにインストールする場合は、アプリケーションフォルダまたはそのサブフォルダ内の場所を選択する必要があります。
–BIMcloudをMac OS 10.15システムにインストールする場合は、BIMcloudにフルディスクアクセスを承認する必要があります。BIMcloudフルディスクアクセスツールが自動的に表示され、手順のガイドが開始されます。
詳細は、こちらのヘルプセンターの記事を参照してください。
6.インストールが完了すると、以下のパネルが表示されます。
[設定]をクリックして続行します。
1.設定の最初のページでサーバーの基本設定を定義します。
•ポート:空いているポートを選択するか、自動的に探してくれる「未使用ポートの検索」コマンドを使用します。
•データフォルダ:プロジェクト、ライブラリおよびキャッシュのデフォルトデータフォルダの場所を入力または参照します。
–このBIMcloud Server上のチームワークプロジェクトおよびライブラリは、これらのフォルダに保存されます。
–デフォルトキャッシュフォルダには、一時チームワークデータが保存されます。これは、チームワーク処理の高速化に使用されます。
Windowsユーザーの場合:
選択するキャッシュフォルダは、8.3の命名形式が有効なドライブに存在する必要があります。このようになっていない場合は、警告が表示されます。8.3のファイル命名形式が有効な別のドライブを選択してから続行してください。
または、8.3の命名を現在のドライブで有効にしてから、完全に新しいフォルダを作成し、それを新しいキャッシュの場所として選択することもできます。新しいフォルダの親フォルダ(存在する場合)も、8.3の命名形式を有効にした後で作成する必要があります。
2.[次へ]をクリックして[BIMcloudのみの設定 - BIMcloud Server]を開きます。
このページの設定にはBIMcloudユーザーライセンスが必要です。オプションは、BIMcloud Basicを使用する場合は設定しないでください。ここでの設定は無効になり、異常が発生することがあります。
ファイルストレージ
BIMcloud Managerにアップロードしたファイルは、この場所に保存されます。
BIMcloud Serverバックアップを有効化
BIMcloud Serverデータのバックアップを作成する場合はこのボックスをオンにします。このボックスをオンにした場合、バックアップフォルダの保存先のパスを入力(または参照)する必要があります。
注記:
–バックアップスケジュールをセットアップするには、BIMcloud Manager([サーバー]ページ、[バックアップ]パネル)を使用します。「BIMcloud Server/BIMcloud Manager - バックアップパネル」を参照してください。
デフォルトでは、プロジェクトファイルとライブラリスナップショットファイルは、BIMcloud Serverのインストールフォルダに保存され、.archiveという拡張子が付きます。
「スナップショットファイルの場所」を参照してください。
任意で別のフォルダを選択できます。このボックスをオンにして、フォルダパスを参照します。
以後、スナップショットはこのフォルダ内に自動的に作成された3つのサブフォルダに保存されます。
•PLNスナップショット
•チームワークプロジェクトスナップショット
•ライブラリスナップショット
このフォルダパスは後で再定義できます。「スナップショットフォルダの再定義」を参照してください。
3.[起動]をクリックして、新しくインストールしたBIMcloud Serverを起動します。次のステップを待ちます。
4.次のプロセス(BIMcloud Managerインストール)について、インストーラのようこそ画面が表示されます。[次へ]をクリックします。
5.デフォルト言語を選択します。これは、BIMcloud Managerのブラウザベースのインターフェイスで使用される言語です。必要に応じて、BIMcloud Managerから言語を後で切り替えることができます。
6.ライセンス契約に同意します。ブラウザで全文を表示するには、[ブラウザで開く]をクリックします。
7.BIMcloud Managerのインストール先を選択します。
Macユーザーの場合:
–BIMcloudをMac OS 10.15システムにインストールする場合は、アプリケーションフォルダまたはそのサブフォルダ内の場所を選択する必要があります。
–BIMcloudをMac OS 10.15システムにインストールする場合は、BIMcloudにフルディスクアクセスを承認する必要があります。BIMcloudフルディスクアクセスツールが自動的に表示され、手順のガイドが開始されます。
詳細は、こちらのヘルプセンターの記事を参照してください。
8.概要パネルに、BIMcloud Managerがインストールされる場所が表示されます。[インストール]をクリックしてプロセスを開始します。
9.インストールが完了すると、以下のパネルが表示されます。
[設定]をクリックして続行します。
1.設定の最初のページでBIMcloud Managerの基本設定を定義します。
•表示名:デフォルトでは、BIMcloudはコンピュータ名を使用します。全てのサーバーのポップアップでは、BIMcloudをこの名前で認識します。
•ポート: 空いているポートを選択するか、自動的に探してくれる「未使用ポートの検索」コマンドを使用します。
•マスター管理者パスワード:マスター管理者(masteradmin)ユーザーの安全なパスワードを作成します。このマスター管理者は常にBIMcloudへ、ログインすることができ、ホストされている全てのデータへのフルアクセスが与えられています。パスワードを忘れた場合には、BIMcloudの再設定を行い、新しいパスワードを入力する必要があります。
•データフォルダ: これはBIMcloud Managerのデータを格納するフォルダです。
注記: BIMcloud Serverの設定ウィザードの最初のページで定義された内容のとおり、プロジェクトは異なるフォルダに保存されます。
2.[次へ]をクリックして[BIMcloudのみ設定]→[BIMcloud Manager]を開きます。
このページの設定にはBIMcloudユーザーライセンスが必要です。オプションは、BIMcloud Basicを使用する場合は設定しないでください。ここでの設定は無効で、異常が発生することがあります。
•BIMcloud Managerバックアップを有効にする:
BIMcloud Managerデータのバックアップを作成する場合はこのボックスをオンにします。このボックスをオンにした場合、バックアップフォルダの保存先のパスを入力(または参照)する必要があります。
注記:バックアップスケジュールをセットアップするには、BIMcloud Manager([サーバー]ページ、[バックアップ]パネル)を使用します。「BIMcloud Server/BIMcloud Manager - バックアップパネル」を参照してください。
3.[起動]をクリックします。以下の通知が表示されるまで、設定が続行されます。
4.[OK]をクリックします。
次の設定ステップはブラウザで行います。(ブラウザが自動的に開かない場合は、次のURLをアドレスバーにコピーし、開いてください。URL:http://localhost:PORT、PORTは、設定ページで入力したポート番号を記入してください)
ブラウザウィンドウで設定の続行
起動]をクリックします。
マスター管理者としてログイン
BIMcloud Managerへログインするために、マスター管理者のパスワードを入力してください。
最初のユーザーを作成
最初のユーザーのデータを入力します。このユーザーはBIMcloud Managerの最初のサーバー管理者になります。全ての項目を入力してください:
製品プランを選択
使用するBIMcloud製品、すなわち、BIMcloud完全版またはBIMcloud Basicを選択します。
•全ての機能を備えたBIMcloud完全版には、BIMcloudユーザーライセンスが必要です。
•BIMcloud Basicにはライセンスは不要ですが、機能が制限されます。
ここで選択した製品に関係なく、BIMcloud Managerの[サーバー]ページから後でアップグレード/ダウングレードできます。
2つの製品の違いについては、「BIMcloudとBIMcloud Basic: 機能の違い」を参照してください。
BIMcloud Basicを選択した場合は、ドロップダウンリストを使用して、BIMcloud Basicで使用するARCHICADバージョン(AC19から新しいバージョン)を1つ選択してください (BIMcloud Basicでは、1つのARCHICADバージョンのプロジェクトしかサポートできません)。
サーバーアドレス設定
ARCHICADが別のアドレスを使用して接続されている場合でも、このアドレスはサーバーを一意に識別します。
詳細については、「接続設定」を参照してください。
サーバーの現在のアドレスのいずれかを使用するには、[現在のアドレスを表示]をクリックし、ご希望のアドレスを選択します。
サーバーのアドレスが既に設定されている場合は、手動でアドレスを入力できます。
社内のネットワークで動的IPアドレスを使用している場合、このアドレスは一定の時間が過ぎると変更する可能性がありますので、ご注意ください。プライマリアドレスには、固定IPアドレス、コンピュータ名または完全修飾ドメイン名の利用をお勧めします。
このアドレスは後から、BIMcloud Managerの設定パネルで変更ができます。
メールサーバーのセットアップ
ここにあるフィールドを使用して、BIMcloudからユーザーへEメールで情報を送信するメールサーバーを定義します。メールサーバーの定義は、後でWebブラウザベースのBIMcloud Managerで変更できます。
注記:メールサーバーの使用はオプションです。[この設定をスキップ]をクリックできます。しかし、ここでメールサーバーを定義しないと、BIMcloudからユーザーにEメール(パスワードの確認など)を送信できなくなります
[次へ]をクリックして、構成を確定します。
BIMcloud Serverが既にコンピュータにインストールされている場合、インストールプロセスは自動的に新しいBIMcloud Managerと既存のBIMcloud Serverをペアリングします。
このコンピュータにBIMcloud Serverがインストールされていない場合は、BIMcloud ManagerとBIMcloud Serverのペアリングを手動で行う必要があります。
「BIMcloud Serverペアの作成」を参照してください。
設定が完了しました
マスター管理者アカウントのログアウトを行い、「最初のユーザーを作成」ステップ(上記)で作成したユーザーでログインをし直すことをお勧めします。日常的な作業のために、マスター管理者のアカウントを使用することはお勧めできません。
BIMcloud Managerを開く
BIMcloud ManagerのWebインターフェイスは、BIMcloudにネットワークアクセス可能などのコンピュータからでも開くことができます。以下のいずれかを実行します。
•ブラウザで、ARCHICADで使用するものと同じURLに移動します
•BIMcloudトレイアプリケーションから、[BIMcloud Manager]をクリックしてから、コンテキストメニューの[BIMcloud Managerを開く]コマンドをクリックします
•ARCHICADチームワークプロジェクトから、[チームワーク]→[プロジェクト]→[BIMcloud Managerを開く]を使用します
初期サーバー管理者はマスター管理者(masteradmin)としてサインインし、全ての制御要素に完全にアクセスできます。マスター管理者は、BIMcloudにユーザーを追加し、役割とアクセス権を適宜割り当てることができます。
新しくインストールしたBIMcloud Managerを初めて開くときは、GRAPHISOFT IDを使用して、無償で有効にする必要があります。