IFC開口をARCHICAD開口としてインポートする
以下の条件を満たす場合、インポートしたIFCOpeningElementは、ARCHICAD 24で開口に変換されます。
•ARCHICADホスト要素が壁、スラブ、メッシュ、または梁である
•受け取った開口が空である(ドア/窓が含まれていない)
•受け取った開口の形状が矩形、円形、または楕円形である
これらの条件を満たさないIFC開口はモルフに変換され、ホスト要素とともにソリッド編集に含まれます。
IFC Provision for VoidをARCHICAD開口要素に変換する
IFC Provision for Voidは、特殊なIFC属性(Provision for Void)が割り当てられているシンプルな建築要素プロキシです。IFC Provision for Voidにはドアや窓を含めることはできません。
設計担当者は、他の設計部門からProvision for VoidをIFCモデルとして受け取ります。このモデルには、Provision for Void以外に他のモデル要素が含まれる可能性があります。
IFC Provision for Voidを表現する建物要素プロキシは、オブジェクトとしてARCHICADにインポートされ、「開口の受け渡し」として分類されます。
「選択内容から開口を作成」も参照してください。
ARCHICAD開口をIFCにエクスポートする
IFC開口要素としてエクスポートする
各ARCHICAD開口は、単一のIFC開口部要素(IfcOpeningElement)として単一のホスト要素とともにエクスポートされます。
ARCHICAD開口で複数の要素を切り取る場合:
•ホスト要素から切り取られる開口は、IfcOpeningElementとしてエクスポートされます。全てのメタデータが継承されます(分類、プロパティ、ID)。
•その他の要素から切り取られる開口は、IFCでは穴で表現されます(ソリッド編集の減算によって作成されます)。
IFC Provision for Voidとしてエクスポートする
ARCHICADでモルフを使用してモデリングされたProvision for Voidは、Provision for Voidとして分類されIFCにエクスポートされます。
ホスト要素をIFCにエクスポートする
開口のホスト(連動)要素(例:壁/スラブ)をIFCにエクスポートする場合、形状全体(穴のない状態)をエクスポートすることもできます。これを行うには、IFC変換設定の形状エクスポートの「要素の形状全体をエクスポート」チェックボックスを使用します。開口要素は個別にエクスポートされ(IfcOpeningElement)、IFCで受信アプリケーションによる正確な減算を実行できます(コスト計算の精度を向上させる場合などに使用します)。
「要素の形状全体をエクスポート(開口を個別にエクスポート)」を参照してください。