属性(DXF-DWG変換設定)

各種属性のために、[レイヤー]、[ペンとカラー]、[線種]、[塗りつぶし]、[フォント/スタイル変換]の5つのグループが設けられています。各グループは、[手法]セットまたは1つ以上の変換[辞書]セット、またはこの両方で構成されています。

[手法]セットには、実際の属性を定義するためのオプションが含まれています。

[辞書]セットには、ARCHICADの属性とこれに対応するAutoCADの属性のリストが含まれています。

辞書は、[属性]ツリーに[変換]ダイアログ(例えば、[ペン/カラー変換])としてリスト表示されます。[保存]操作の実行中には、辞書で検出されたARCHICADの属性がAutoCADの対応する属性名に変更され、[開く]操作の実行中には、この反対のことが行われます。辞書に見つからない属性は、変更されずにそのまま残ります。

全ての辞書は同じように機能します。

新しい項目を作成するには、[新規]をクリックします。

[編集]または既存の項目をダブルクリックすると、同じダイアログが表示されて項目を修正できます。

1つ以上の項目を選択して[削除]をクリックし、辞書から削除します。

辞書を設定すると、入力した属性のペアがトランスレータの対応するパネルに表示されます。

辞書項目の作成は、選択可能な項目がリストされるダイアログボックスで行います。

属性名に関する注記:

ARCHICADは、基本的には任意の文字数のUnicode文字で構成された属性名をサポートします。

AutoCAD 2000以降のバージョンでは、属性名にほとんど全ての文字が使用できます。名前は、最大255文字まで入力できます (文字数は、日本、中国、韓国向けでは半分になります)。

カラーとフォントに関する注記:

ARCHICADのペンは好きな色に設定できますが、AutoCADの各バージョンでは、変更できないペンカラーが設定されています。AutoCAD 2004以降のバージョンでは、さらに、ペンカラーに対してRGB値を指定することによって、ペンカラーを定義できます。AutoCAD 2004以降では、このペンに256個以上のペンインデックス番号が付けられます。

フォント名は、DXF/DWGファイルとARCHICADでは保存方法が異なります。1対1でフォントが対応する場合でも、辞書が必要です (Windowsでは、AutoCADによってインストールされたものも含めて、使用可能な全てのフォントがARCHICADでサポートされます)。

シンボル線種は、ARCHICADとAutoCADでは保存方法が異なります。この違いのために、ARCHICADのシンボルの線種のいくつかは、AutoCADでは同じように見えません。この問題の解決法は、次の2つです。

問題となっている線種を2つの差がなくなるまでデザインし直す。

問題となっている線種の代わりとなる、許容可能な線種を含むテンプレートファイルを設定する。

以下で、5つの属性グループそれぞれの手法と辞書(変換)のオプションについて説明します。

レイヤー(DXF-DWG変換設定)

ペンとカラー(DXF-DWG変換設定)

線種(DXF-DWG変換設定)

塗りつぶし(DXF-DWG変換設定)

フォント/スタイル変換(DXF-DWG変換設定)