複合荷重には、構造に同時に作用する複数の荷重データが含まれます。解析プログラムの多くは複合荷重データを使用しており、これらの複数の荷重の効果をさまざまな係数や乗算を使用して計算します。
ARCHICADでは、複合荷重はこのような解析プログラムとの互換性のために使用されます。ARCHICAD内では、複合荷重の機能はデータの保存および管理のみです（計算には使用されません）。
[複合荷重]ダイアログを開くには、次のいずれかを使用します。
•[オプション]→[複合荷重]
•[構造エンジニアリング]ツールバー
プロジェクト複合荷重が左側にリストされます。
選択した各複合荷重の設定が右側に表示され、その荷重ケースが係数と乗算データとともにリストされます。
複合荷重の設定
名前
各複合荷重に一意の名前を付ける必要があります。
説明
オプションで、参照用としてここに詳細情報を入力します。
カテゴリ
ポップアップから以下のいずれかを選択します。
•限界状態の標準、または
•国家基準に従う この場合は、[標準]ポップアップリストから選択します。
荷重ケースを追加
プロジェクト内の任意の荷重ケースを複合荷重に含めることができます（その荷重グループに関係なく）。
[複合荷重]ダイアログの下部で、[追加]をクリックし、
–この複合荷重に追加する荷重ケースを選択するか、
–[すべての荷重ケースを追加]を選択します。
荷重を編集...
[荷重を編集]をクリックして荷重マネージャーを開きます。
1.[複合荷重]ダイアログボックスの下部にある[新規作成]をクリックします。
2.[新規複合荷重]ダイアログが表示されます。[新規作成]または[複製]を選択します。
3.新規作成/複製する複合荷重の名前を入力し、[OK]をクリックします。
4.複合荷重設定を調整し、[OK]をクリックして[複合荷重]ダイアログを閉じます。
複合荷重のインポートとエクスポート
複合荷重データを転送するには、[複合荷重]ダイアログでインポート/エクスポートボタンを使用します。
•ARCHICADはこれらのデータをXMLまたはSAF形式でインポートします。
•ARCHICADはこれらのデータをXML形式でのみエクスポートします。