それぞれの壁には、基準線と方向があります。壁の基準線をオンにすると、平面図に表示されます。
[表示]→[表示オプション]→[壁および梁基準線]
3Dウィンドウでは、選択した壁の基準線は別の色で表示されます。この色を変更するには、[オプション]→[作業環境]→[選択と要素情報]の「3D上の参照線」設定を使用します。
情報ボックスまたは壁の設定の[形状と位置]パネルを使用して、基準線の位置を選択します。ショートカットの「C」をクリックすると、壁の情報ボックスで基準面オプションを順番に選択することができます。
基本壁の基準線
基本壁では、外側、内側、または中心に沿った3つの基準線を設定できます。
複合構造では、壁の外側/内側/中心に加え、壁の躯体の外側/内側/中心の6つの基準線を設定できます。
注記:選択した複合構造に躯体がない場合は、躯体に関連する基準線の選択肢はグレーで表示されます。
複合構造では、「外部」材質は複合構造の設定で上部に表示される複合構造の層になります。
台形壁では、外側または(躯体がある場合は)躯体外側の2つの基準線位置を使用できます。
「台形壁の作図」も参照してください。
ポリゴン壁の基準線
壁の設定の基準線コントロールは、ポリゴン壁には適用されません (ポリゴン壁の基準線は、ペットパレットによりグラフィカルに移動できます)。
断面形状壁の基準線
断面形状壁の基準線は、断面形状マネージャ/エディタのユーザー原点に応じて異なります。
[基準線オフセット]:「外側」または「内側」基準線を使用する場合は、正のオフセットを入力し、壁の中心(または躯体の中心)に向かって基準線を移動します。負のオフセットを指定すると、基準線が中心(または躯体中心)から離れます (基準線が中央にある場合は、オフセットは使用できません)。
基準線位置を調整すると、壁のボディは横方向に移動します。基準線は定位置に配置されます。
注記:壁の位置を保持しながら基準線を移動するか、または開口部をミラーするには、[壁基準線の変更]コマンドを使用します。
「壁の修正-基準線」を参照してください。
このコマンドは、選択した壁を基準線に沿って反転(またはミラー)します。基準線は定位置に配置されますが、壁のボディは反対側に反転します。開口部の開口方向は変更されません。
このコマンドは、壁の情報ボックスおよび壁の設定の[形状と位置]パネルで使用できます。
注記:壁の位置を保持しながら基準線を移動するか、または開口部をミラーするには、[壁基準線の変更]コマンドを使用します。
「壁の修正-基準線」を参照してください。
連動一覧表/検索と選択の基準線
連動一覧表では、基準線の位置に基づいたプロジェクトの壁の検索/選択や、連動一覧表への壁の一覧表示を行うことができます。
•基準線は、壁を包絡処理のために正確に接続するのに役立ちます。基準線を躯体に関連付けると、躯体の位置を移動せずに仕上げを編集できます。
•基準線は、壁を選択、移動、変形するためのホットスポットと辺を設定します。以下の2つの画像に示すように、ペットパレット編集コマンドの中には、選択した壁の基準線をクリックした場合にのみ使用できるものがあります。
•基準線位置により、壁の「外側」と「内側」の材質が決まります (基準線は壁の外側に配置されます)。個別の表面の材質は、壁の設定の[モデル]パネルのコントロールを使用して、壁の「外側」と「内側」の材質に適用できます。
壁の方向
壁の方向は、基準線の矢印で示され、壁の端点を設定した順序によって定義されます。
注記:ポリゴン壁と曲線壁の方向は固定であり、反転できません。
注記:[編集]→[基準線/基準面]のコマンドを使用すると、選択した壁タイプ要素の基準線の位置と方向を変更できます。