概要

以下はARCHICADでCINEMA 4D Exchangeアプリケーションを使用する方法の簡単なガイドです。このガイドは包括的なCINEMA 4D Exchangeリファレンスガイドに代わるものではありませんので、両ドキュメントを一緒に使用されることをお奨めいたします。

CINEMA 4Dは、MAXON社の高機能3Dモデリング、レンダリング、アニメーションソリューションです。ARCHICAD 用CINEMA 4D Exchangeアドオンをインストールすると、ARCHICADに統合された強力なビジュアライゼーションツールあるいはグラフィックGDLモデラーおよびエディタとしてCINEMA 4D Exchangeを使用できます。C4D形式(R20バージョン)を利用して、2つのアプリケーションの双方向の連携、MacおよびWindowsプラットフォームで円滑な3Dデザイン運用が可能になります。

CINEMA 4D Exchangeアドオンコネクションを使用すると、CINEMA 4Dで作成された要素をGDLオブジェクトとしてARCHICADに読み込むことができます。

注記:

ARCHICAD 16で登場したモルフツールにより、一部の機能においてはCINEMA 4D Exchange アドオンが必要がなくなりました。

CineRenderは建築ビジュアライゼーションのための、ARCHICADのレンダリングエンジンです。CINEMA 4Dのレンダリング機能がベースになっています。上級者ユーザー向け。さらにCINEMA 4Dのレンダリング機能、アニメーション、テクスチャマッピングを使用するためには、ARCHICADのCINEMA 4Dエクスポートコマンドをご利用ください(レンダリング設定の一番下にあるポップアップメニュー)。このエクスポート機能を使用すると、ワンクリックで、CINEMA 4Dに材質とレンダリング設定と合わせて、正確にARCHICADモデルをエクスポートすることができます。

CINEMA 4Dのノードベースの材質は、ARCHICADではサポートされていません。このような材質がインポートされると、代わりに、特別に生成された材質が表示されます。

ソフトウェア条件

このアドオンをインストールするには、ARCHICADおよびCINEMA 4Dがコンピューターにインストールされている必要があります。

アドオンは以下のウェブページから無償でダウンロードできます:

http://www.graphisoft.com/products/archicad/addons/cinema_4d/cinema4d_download.html

ARCHICAD 19以前のバージョンをご利用の場合の注意:

CINEMA 4D Exchangeでエクスポートする前に、ARCHICAD作業単位がセンチメートルに設定されていることを確認してください。もしプログラム同士が異なった作業単位を使用すると、データ変換後にスケールの問題が発生する可能性があります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/cinema-4d/c4dinstall_addonguide/ArchiCAD_Unit1.png 

ARCHICAD 20では、エクスポートされたARCHICADモデルの単位がCINEMA 4Dで自動的に変換されます。