バージョン管理

バージョンを新規作成

バージョンの詳細

バージョンでの変更マーカーの表示または非表示

現在のバージョンに追加

現在のバージョンからレイアウトを削除する

バージョンを閉じる

バージョンを閉じた後の動作

前回のバージョンを再開

バージョンを削除

バージョンとは、特定の時刻に発行されたレイアウトのセットです。

通常、バージョンは、必要なレイアウトセットが完成したと考えられる場合に作成されます。

バージョンの作成と管理を行うには、[レイアウトブック設定]の[バージョン記録]パネルを使用します。

変更マネージャの下部にあるボタンを押すことによっても、バージョン記録にアクセスできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssueHistoryButton.png 

ここでは、全てのプロジェクトのバージョン(閉じたバージョンおよび現在開いているバージョンの両方)に含まれるレイアウト改訂のリストと共に表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssueHistory.png 

バージョンを新規作成

このコマンドは、他のバージョンが現在開かれていない場合にのみ使用できます。一度に開くことができるバージョンは1つだけです。

新規のバージョンを作成するたびに、開いたレイアウト改訂の全て(未発行かつ青色でリスト表示)が新規のバージョンに追加されます。

1.必要に応じて、図面を更新します。新規のバージョンを作成する前に、図面マネージャで図面更新を行う必要があります (更新しない場合、新規の変更を伴ったレイアウトの一部がバージョンに追加されない場合があります)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//OutdatedDrawings.png 

2.[新規のバージョン]コマンドを使用します。

レイアウトブックの設定を使用:

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//NewIssueLBSettings.png 

ナビゲータから、レイアウトブックのコンテキストメニューを使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//NewIssueNavigator.png 

3.[バージョンの新規作成]ダイアログボックスで、新規のバージョンを識別するのに必要なデータを入力します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//NewIssueChangeMgr.png 

改訂ID」および「バージョンでの変更マーカーの表示または非表示」も参照してください。

4.[OK]をクリックして新しいバージョンを作成します。

プロジェクトの最初のバージョン:プロジェクトの最初のバージョンの場合、プロジェクトの全てのレイアウトは「新規」となり、全てのレイアウトがバージョンに追加されます。

注記:青色でリスト表示されたレイアウトは、現在の形式では未発行であることを意味しています。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssueHistoryInitial.png 

後続で発行される新規のバージョンの全部:最初のバージョンの後に新規のバージョンを作成するたびに、開かれたレイアウト改訂の全て(未発行かつ青色でリスト表示)は自動的に新規のバージョンに追加されます (不要なレイアウトは全てバージョンから削除することができます。現在のバージョンからレイアウトを削除するを参照してください)。

バージョンの詳細

バージョンの詳細は、初めて作成した際に、[新規のバージョン]ダイアログボックスで定義することができます。ただし、詳細は現在開いているバージョン向けにいつでも修正することができます。

[バージョン記録]([レイアウトブック設定]内)でアイコンをクリックして、[バージョンの詳細]にアクセスします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssueDetailsOpen.png 

プロジェクトでバージョンが開かれた場合は、ナビゲータレイアウトブックのコンテキストメニューから、[バージョンの詳細]にもアクセスできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssueDetailsNavContext.png 

バージョンの詳細の改訂IDに関連するチェックボックスについては、「改訂ID」を参照してください。

バージョンでの変更マーカーの表示または非表示

新規バージョンの[マーカーを表示]ポップアップまたは[バージョンの詳細]ダイアログボックスを使用して、プロジェクトの変更マーカーをバージョンに含まれるレイアウト上で表示または非表示する方法を定義します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ShowMarkers.png 

[最新の改訂のみ]:最新の改訂の一部であるマーカーのみ、バージョンのレイアウト上に表示されます (以前の改訂に関連したマーカーはレイアウト上に表示されません)。

[全て]:全ての変更マーカーが表示されます。

[なし]:変更マーカーはレイアウト上に表示されません。

[特定のバージョン以降]:ここで選択されたバージョンで始まる全ての改訂に対し、変更マーカーが表示されます。

現在のバージョンに追加

最後に作成したバージョン以降に新しく改訂されたレイアウトは、自動的に現在のバージョンに追加されます(レイアウト図面が最新の場合)。

その他のレイアウトを追加するには:

[バージョン記録]パネルで、[レイアウトを追加]をクリックします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//AddLayout.png 

注記:[レイアウトを追加]ダイアログボックス内でグレーのテキストでリスト表示されたレイアウトは、既にバージョンに追加済みです。これらを追加することはできません。黒字で表示されているもの(未発行のもの)や青で表示されているもの(バージョンにまだ含まれていない未発行の改定)を追加することができます。

または、「現在のバージョン別階層」モードのナビゲータレイアウトブックから追加できます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//AddLayoutNavigator.png 

「現在のバージョン別階層」モードの右側にあるオーガナイザのレイアウトエディタで、レイアウトをレイアウトブックにドラッグ&ドロップして、現在のバージョンに追加します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//AddLayoutOrganizer00117.png 

現在のバージョンからレイアウトを削除する

1.[レイアウトブック設定]の[バージョン記録]パネルからレイアウトを選択します。

2.青色の削除アイコンをクリックして、バージョンから削除します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RemoveLayout.png 

または、「現在のバージョン別階層」モードのナビゲータレイアウトブックから追加できます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RemoveLayoutNavigator.png 

閉じたバージョンからレイアウトを削除することはできません。

バージョンを閉じる

下記の場所から[バージョンを閉じる]コマンドを使用します。

[レイアウトブック設定]の[バージョン記録]パネル

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//CloseIssueBookSettings.png 

ナビゲータのレイアウトブックのコンテキストメニュー

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//CloseIssueNavigator.png 

バージョンを閉じた後の動作

[レイアウトブック設定]の[バージョン記録]パネル内のアイコンにより、「閉じる」に変更できます。

バージョンデータが確定します(今後「進行中の作業」とは表示されません)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssueClosedFeedback.png 

[バージョンの詳細]のデータは読み取り専用となり、修正することはできません。[バージョンの詳細]ダイアログボックスに、ロックアイコンが表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssueDetailsLocked.png 

バージョンに含まれる各レイアウトの現在の改訂は閉じられています。

改訂IDを修正することはできません。

WIP(進行中の作業)を表す接尾文字は削除されます。

レイアウト改訂で追加されたり、削除される変更はありません。

レイアウトに新規の変更を作成すると、新規の改訂が作成されることになります。

発行済みのレイアウト上の全ての変更には、発行済みのステータスが付与されます。

変更マネージャ内に、発行済みアイコンと共にリスト表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IssuedChanges.png 

発行済み変更は、削除できません。アーカイブのみ可能です。

変更マネージャ内の変更のアーカイブ」を参照してください。

発行済みの変更データは、限られた範囲でのみ修正できます。

詳細変更を修正」を参照してください。

発行済みの変更は、モデル要素にリンクさせておくことができます。こうして、発行済みの変更を異なるレイアウト上で後のバージョンに関連付けることができます。

発行済みの変更は変更マネージャでアーカイブすることができます(下記参照)。

前回のバージョンを再開

注記:チームワークでは、バージョンを再開するには修正記録へのアクセス権が必要です (デフォルトでは、アクセス権は設計担当者の役割として割り当てられています)。

閉じたバージョンは、次の場所から[前回のバージョンを再開]コマンドで再開することができます。

バージョン記録

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ReopenLastIssue.png 

ナビゲータのレイアウトブックのコンテキストメニュー

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ReopenLastIssueContext.png 

バージョンを削除

[バージョンの削除]コマンドを使って、現在開いているバージョンを削除できます。

[レイアウトブック設定]の[バージョン記録]パネル内の2か所を使用(下図を参照)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//DeleteIssue_History.png 

ナビゲータまたはオーガナイザのレイアウトブックコンテキストメニューを使用

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//DeleteIssue_Navigator.png 

レイアウトの削除は元に戻せません。