[ファイル]→[プロット]コマンドを使用して、[2D文書をプロット]ダイアログボックスを開きます。
注記:以下の説明は、Windowsインターフェイスに基づいています。
ARCHICADに付属するプロッタドライバは、全てHPGLベクトルグラフィック言語を使用します。HPGLをサポートする全ての印刷デバイスを「プロッタ」と呼びます。グラフィソフトはほとんどのプロッタで使用できるプロッタ専用のドライバを提供しています。プリンタドライバは、メーカーが提供するものを使用する必要があります。
注記: 現在の多くの大型出力デバイスには、システムプリンタとしてのデバイス機能を実現するプリンタドライバが付属しています。デバイスがHPGL互換である場合、グラフィソフトが提供するプロッタ専用のドライバを使用できます。
プロッタの設定
ドキュメントをプロッタに出力する場合、最初にARCHICAD用にプロッタを設定する必要があります。プロッタ装置との通信は、[PlotWare]フォルダに格納された特定のプロッタドライバによって行われます。このフォルダは、デフォルトでARCHICADと同じディレクトリにあります。
[ファイル]→[プロット設定]を選択して、[プロット設定]ダイアログボックスを開きます。
注記: ReadMeファイルには、ドライバとケーブルの選択やネットワークプロットに関する推奨事項など、プロット関連の問題についても詳しく説明されています。
ARCHICADでプロッタを初めて使用する場合は、[接続]領域の[設定]ボタンをクリックして、プロッタを接続する必要があります。
ARCHICADからはグラフィックデータのみをプロットできます。テキストウィンドウが画面の一番手前に表示されている場合、[ファイル]メニューでは[プロット設定]と[プロット]の両方のコマンドが灰色表示になります。
プロットと印刷
印刷の場合との基本的な違いは次のとおりです。
•プロット範囲は定義できません。現在のウィンドウの内容全体がプロットされます。レイアウトウィンドウで、ナビゲータで選択したレイアウトのプロットを選択できます。
•2Dウィンドウからプロットする場合、ウィンドウグリッド線のカラーを選択できます。
•参照ビュー内の要素はプロットできません。
以下の場合は、印刷よりもプロットをお勧めします。
•スプールフォルダ:印刷/プロットジョブを印刷とプロットの両方でファイルに出力できます。ただし、スプールフォルダに出力ジョブを集める必要がある場合は、プロット機能を使用します。[プロット設定]ダイアログボックスで、スプールフォルダの保存先を設定します。
•グレースケール出力の色:プロットを行う場合は、オプションで出力の色を選択できます。使用可能なオプションは、カラー、グレースケール、白黒です。カラーではなく白黒にしたい場合は、[印刷]ダイアログボックスで[白黒]チェックボックスをマークします (ただし、印刷時にグレースケールで出力できます。モデルのグレースケールペンセットを使用するか、レイアウトに配置した図面にグレースケール表示を設定します)。
•速度: 通常は印刷よりもプロットのほうが速いため、出力の量が多い場合はプロットを検討してください。