例1:単純なマッピング

既存の要素パラメータ値を自動的にマップする新規プロパティを作成します。これには関数は不要であり、モデル要素に対して評価する既存のパラメータセットの識別のみを行います。

1.プロパティマネージャーで、「構造」という名前の新規プロパティを作成します。

2.そのデータタイプを[文字列]に設定します。

3.[数式]オプションを選択します。[数式エディタ]が表示されます。

[パラメータとプロパティ]ポップアップを使用して一連の数式を追加し、各数式が構造タイプパラメータ(ビルディングマテリアル、塗りつぶし、複合構造、断面形状)を返すように設定します。一連の数式には同じデータタイプを使用する必要があります(この例では文字列)。

[パラメータとプロパティ]をクリックして、「ビルディングマテリアル」パラメータを検索します。

パラメータをダブルクリックするか、または[追加]をクリックして、そのパラメータを数式エディタに追加します。

[OK]をクリックして、数式エディタを閉じます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/045_propertiesclassifications/BldgMatExpression.png 

[追加]をクリックして次の数式を追加し(塗りつぶし種類パラメータ)、順番に全てのパラメータを追加します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/045_propertiesclassifications/BldgMatExpressionAdd.png 

最後に、文字列「なし」で構成される数式を追加します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/045_propertiesclassifications/ListSequence.png 

ARCHICADでは、要素ごとにこれらの数式を順番に評価し、各要素の最初の有効値を返します。値が返されると、後続の数式ではその要素は考慮されません。

要素に適用される定義が存在しない場合、その要素には「なし」と表示されます。

4.そのプロパティの分類の使用可能な分類を設定します。

5.[OK]をクリックしてプロパティマネージャーを閉じ、新規プロパティを保存します。

6.プロパティを一覧表にリストして、モデル要素の結果を確認します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/045_propertiesclassifications/StructureList.png