その他の改善点

変更の追跡とモデル比較

新しい「構造」パラメータが個別のチェックオプションになり、ビルディングマテリアル、複合構造、または断面形状の変更のみをフィルタできるようになりました(他の[形状と位置]パラメータとは別に)。

オブジェクト設定プレビュー

立面図と3Dプレビューを平面図の回転設定を変更せずに回転できるようになりました。

線のポップアップ

線属性の検索および選択が簡単になりました。名前は常に表示され、アルファベット順に並べ替えるように変更されました。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/005_newfeatures/LineDefaultNFG.png 

複数のレイヤーセットの編集

レイヤー設定(属性マネージャーと同じようなもの)で、複数のレイヤーセットを選択して、それらのステータスを同時に編集できるようになりました。3Dビュー表示とレイヤー交差グループの表示/隠す、ロック/ロック解除、および設定を、一度に複数のレイヤーセットに対して行うことができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/005_newfeatures/LayerComboMulti.png 

開口のIFCエクスポート処理の改善

以前のバージョンでは、要素内の形状穴と開口はどちらもIFCに開口としてエクスポートされていました。開口ツールの開口のみがIFCで開口に変換されるようになり、形状穴は開口要素ではなく形状の実際の切り抜きになりました。この変更により、シェル内の穴は形状穴として正しくエクスポートされるようになりました(以前はこれらは欠落していました)。

結合されたIFCファイルをARCHICADの測量点に揃える

IFCワークフローでのモデル調整の制御が改善されました。受け取ったIFCモデル位置をARCHICADの測量点に揃えるように選択できるようになりました。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/005_newfeatures/MatchStoriesIFCCustom.png 

RVTホットリンクを測量点に揃える

RVTベースのホットリンクモジュールを配置するときに、測量点またはプロジェクト原点のどちらに揃えるかを選択できるようになりました。以前はプロジェクト原点のみが使用されていました。

IFCエクスポートでのモデル位置の新規オプション

IFCエクスポートでは、変換設定にIFCモデル位置を定義する3つのオプションが用意されています。

1つ目は、大多数の調整ワークフローに使用されるデフォルトのオプション(測量点とプロジェクト原点)です。これは最も一般的なオプションで、以前のバージョンのARCHICADにもありました。

2つ目のオプションはARCHICAD 25で新しく追加された[プロジェクト原点のみ]です。これはモデル位置が重要でないワークフローでIFCファイルを変換する場合に選択します(例えば、予算計算を作成するためにモデルを使用する場合など)。ドイツ語圏市場では、このワークフローが最も一般的です。

3つ目のオプションも以前からあったレガシーオプションです。

このコントロールを使用するには、[ファイル]→[相互運用性]→[IFC]→[IFC変換設定]に移動します。

エクスポート用変換設定を開き、[IFCモデル位置を定義]というコントロールを使用します(以前の[IFCサイト位置])。

測量点をロック

測量点を誤って編集するのを防ぎます。ロックコマンドにより、自分やチームメートがこの重要なプロジェクトデータを誤って移動または編集することがないようにします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/005_newfeatures/LockSurveyPoint.png 

チームワークの場合:測量点を編集するには(それをロックまたはロック解除するには)、まず場所の設定を保存します。

線形要素の重複をチェック

ドキュメントを作成する前に、このクイックチェックを実行して基準線が一部または完全に重複した線形要素(壁、柱、梁、線、ポリライン)を識別します。重複した要素が案件としてハイライトされるため、簡単に見つけて必要に応じて修正できます。

注記:これは、完全に重複した要素のみを検索する既存の[重複を確認]コマンドとは異なります。

これは試験機能です。[オプション]→[作業環境]→[追加オプション]→[試験機能]でこれを有効にしてください。

非表示になったGDLホットスポットまでの寸法を維持

ARCHICAD 24以前のバージョンでは、ビューベースの変更のためにGDL要素(ドア/窓など)のホットスポットが非表示になると、元のホットスポットを見つけられなくなり、ホットスポットまでの寸法が他のランダムなポイントまでの寸法に変わることがよくありました。

例えば、ビューの変更後にGDL要素が編集または移動されると、寸法が変わる可能性があります。

ARCHICAD 25アップデート以降、これらの寸法点は、ビューの変更後にホットスポットが再表示されるまで、デフォルトでGDL要素の原点になります。

その他の変更点

ベクトルハッチは表面塗りつぶしに名前が変更されました。

断面図/立面図の[背景範囲を指定]が[遠くの要素のフェード]に変更されました

Rhino 6および7のサポート

ビルディングマテリアルの分類をIFC分類参照としてエクスポート

更新されたBIMx Desktop ViewerがARCHICAD 25インストールパッケージの一部になりました

macOSで、Open GLグラフィックテクノロジがネイティブのMetalに置き換えられました