インポート時にモデルをフィルタ(セカンダリフィルタ)

IFCファイルをホットリンク、結合、または開く際に、変換プロセスを制御するインポート用IFC変換設定を選択する必要があります。全てのインポート用IFC変換設定にはフィルタ構成要素があり(「IFCインポートのモデルフィルタ」を参照)、これによってIFCモデルのどの要素をARCHICADに配置するか(および無視するか)を定義します。

各インポート用変換設定には、もう1つの2番目のモデルフィルタ機能も含まれています。このダイアログ(インポート用モデルフィルタ)を使用して、インポートしたIFC要素セットを、より具体的な要素カテゴリ(タイプ、フロア、所有者など)に基づいてさらに細かく調整できます。

ただし、この2番目の[インポート用モデルフィルタ]ダイアログはデフォルトでは表示されません。この機能を使用するには、次の手順に従ってIFC変換設定でオンにします。

1.[ファイル]→[相互運用性]→[IFC]→[IFC変換設定]に移動します。

2.インポート用変換設定を選択します。

3.[設定]で、モデルフィルタ設定を開きます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ModelFilterTurnOn1.png 

4.[インポート時にモデルフィルタダイアログボックスを表示]チェックボックスをオンにします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ModelFilterTurnOn2.png 

これで、IFCファイルを開いたとき、またはARCHICADにホットリンクまたは結合したときに、[インポート用モデルフィルタ]ダイアログが表示されるようになります。これを使用すると、カスタム要素フィルタを現在のインポートプロセスに適用できます。

 https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ModelFilterOpen.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ModelFilterMerge.png

要素リストをグループ化

フィルタ処理を簡素化するために、以下のようにリスト項目をソートまたはグループ化できます。

IFC要素タイプ

[フロア]:要素はフロア位置別に表示されます。

[レイヤー]:IFC要素タイプと要素はレイヤー別に表示されます。

[要素所有者]:要素タイプと要素は、それをIFCで作成した所有者に基づいて表示されます

要素所有者に関する注記

IFCモデルの要素には、常に所有者がアタッチされます。IFCファイルを多数のユーザーやプログラム間で交換する場合、要素に複数の所有者が設定される場合があります。

全てのIFCエンティティと同様に、IFCProjectエンティティにも所有者が設定されます。IFCプロジェクトをARCHICADにインポートすると、IFCProjectエンティティの所有者はARCHICADのプロジェクト情報に追加されます。ARCHICADからのエクスポート時には、モデル要素が全てこの所有者に割り当てられます。

その他の要素フィルタリング

必要に応じて、IFCドメイン別または構造機能別に要素をフィルタします。