GRAPHISOFTでは、一部の機能の開発サイクルを短縮して、早期の段階でユーザーのフィードバックを収集したいと考えています。このフィードバックに基づいて、今後のバージョンで試験機能をARCHICADのコア機能として取り入れるかどうかを判断いたします。
試験機能の有効/無効の切り替えは、[作業環境]→[追加オプション]→[試験機能]で行います。
これらの機能の有用性を評価するために、GRAPHISOFTでは、カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)の一環として、これを許可したユーザーから匿名の使用統計を収集します。ARCHICADの起動時にCEIPを承認していなかった場合に試験機能を有効にすると、承認を求めるダイアログが表示されます(承認は任意です)。
ARCHICAD 24では、高度なプログラミング言語を使用してARCHICAD外部から自動化スクリプトおよび複雑なコマンドチェーンを実行する基盤を構築するために、新しいAPIレイヤーを導入しています。
この技術は、標準化されたデータ交換形式であるJSONに基づいており、特定のC++コマンドの逐次変換により、ARCHICADに高度なプログラミングインターフェイスをもたらします。ARCHICAD 24では、この技術を以下の2つの主要分野に導入しています。
•AC要素のユーザー定義プロパティと標準プロパティへのアクセスおよび修正
•プロジェクトナビゲータ要素へのアクセスおよび修正 – ドキュメンテーションの自動化(進行中)
JSONは言語に依存しない形式のため、PythonやPerlなどの多数の高度なプログラミング言語を使用することができます。Pythonの広範なユーザーベースをサポートするため、Pythonラッパーを構築してPythonで使用可能なコマンドを文書化しました。
この技術の利用を促進するためにARCHICADインターフェイスに導入された「Pythonパレット」では、ARCHICAD内でPythonスクリプトのインポート、実行、管理を行うことができます。
macOS Mojave(10.14.)では、ダークモードが導入されました。ARCHICADでは、暗いアイコンと暗いUIカラーパレットを使用して、このmacOSのシステム環境設定に表示を適応させることができます。最初にARCHICADの[作業環境]→[追加オプション]で、この機能を有効にすると、システム環境設定からライトモードとダークモードを切り替えることができます。
作業領域の背景を暗色に設定することもできます([表示]→[グリッド/編集中の平面オプション]→[グリッドと背景])。
IFC構造解析モデル形式(*.ifc)でファイルを開く、比較する、または保存することができます。
[作業環境]→[追加オプション]でこの機能を有効にしていることを確認してください。
IFC構造解析ビュー(buildingSMARTが開発)に基づいて、この形式を以下で使用できます。
•[ファイル]→[開く]
–ファイルを開く場合、受け取るモデルの各要素は自動的に変換され、元の構造モデルと可能なかぎり正確に対応します。
•[ファイル]→[保存]
–ファイルを保存する場合、プロジェクト全体または表示要素のみのいずれかを選択してエクスポートします。
•[デザイン]→[モデル比較]
–*.ifc形式のモデルを検索します。
「IFC構造解析モデルのインポート/エクスポート - 試験機能」を参照してください。