リノベーション

リノベーション機能を使用すると、リノベーションプロジェクトの特定の段階で、各要素のステータスに関する視覚的なフィードバックを表示するビューを作成できます。

これを行うには、以下の3つのリノベーションステータスのいずれかを各要素に割り当てます。

既存

解体

新設

注記:デフォルトでは、全ての要素のリノベーションステータスは「既存」です。プロジェクトに追加する新規要素も「既存」に設定されます。

次に、リノベーションフィルタというビュー設定を割り当てて、プロジェクトをさまざまな段階で表示します(「解体プラン」や「新設」など)。リノベーションフィルタは、要素のステータスに応じて要素の表示/非表示、およびグラフィカルな強調表示(表現の上書き)を行い、リノベーションステータスに関する情報を提供します。

ARCHICADには、3つのリノベーションステータスそれぞれに対してあらかじめ定義された上書きルールが用意されています。スタイルの設定を変更する場合は、[表現の上書きルール]ダイアログボックスを使用して設定を再定義します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//RenoFiltersFour_1.png 

リノベーションフィルタはビューと一緒に保存されるため、ドキュメントの図面の表示にも影響を与えます。

ARCHICAD要素は、表現の上書きをリノベーションステータスではなく、他のユーザー定義の表現の上書きルール(例:「構造耐力要素をハイライト」)に結び付けることもできます。以下の点に注意してください。

他の要素基準の上書きルールは、表現の上書きセットにより割り当てられます。

リノベーションステータスの上書きルールは、リノベーションフィルタによって割り当てられます。

リノベーションフィルタによって割り当てられるルールは、最低優先度です。

要素によっては複数のルールが適用される場合があります(例:構造耐力要素をハイライト、およびリノベーションステータスが[新設]の全要素は赤)。

この場合、これらのルールの両方に適合する要素は、ハイライトされます。つまり、どのビューでも、表現の上書きセットのルールが最初に適用されます。

詳細は、「表現の上書き」を参照してください。

関連トピック

リノベーションステータスを要素に割り当てる

リノベーションフィルタ

リノベーションステータスによる表現の上書き

リノベーションビューを作成するためのベストプラクティス

特殊なリノベーション状況のワークフロー

リノベーションステータスをリセット