選択範囲をPLN形式で保存

ARCHICAD 24 Solo版では利用できません

この機能を使用して、ARCHICADモデルを複数のPLNファイルに分割します。複数のPLNファイルは、ホットリンクモジュールとして機能させることができます。

例えば、作成中のファサードを建物のその他の箇所とは別のファイルとして保存することや、建物のウィングを個別のファイルとして保存することができます。

各PLNファイルにはそれぞれ、ナビゲータに表示されている2Dコンテンツ(レイアウト、ワークシート、詳細など)が全て保持されます。したがって、元のモデルの2つの部分は「分割されています」。

(対照的に、選択範囲をMOD形式で保存すると、モデルと平面図のデータのみが保存されます)

選択範囲をモジュールとして保存

1.元のモデルを開き、個別のPLNファイルとして保存する部分を選択します。

2.[ファイル]→[外部参照]→[選択範囲をモジュールとして保存]を使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/SaveSelectionAsPLN.png 

3.ファイル名を入力または選択します。

4.ARCHICAD単独プロジェクト(.pln)形式を選択します。

5.[保存]をクリックします。

6.プロジェクトが自動的に分割されます。元のPLNファイルと保存されたPLNを選択すると、2つの別個のARCHICADで開きます。このフィードバックにより、何が起きているかを知ることができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/SplittingWaiting.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/SplittingComplete.png

以下に説明するように、チェックボックスを使用して、2つのプロジェクトをワンステップで互いにホットリンクします。

モデルパーツの分割およびホットリンク

この例では、高層のファサードを選択してPLNファイルとして保存し、元のタワーファイルとホットリンクします。

1.モデルファイル(タワー)を開きます。

2.平面図または3Dウィンドウでファサードの要素(カーテンウォール)を選択します。

注記: 平面図で選択するときは、矩形選択ツールの複数フロアオプションを使用して、複数のフロアから要素を組み込みます。1フロアまたは全フロア」を参照してください。

3.[ファイル]→[外部参照]→[選択範囲をモジュールとして保存]に移動して、次のダイアログボックスを開きます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/HotlinkTower1.png 

4.ファイル名を入力または選択します。

5.ARCHICAD単独プロジェクト(.pln)形式を選択します。

6.次の両方のオプションをオンにしてください。

 選択をホットリンクされたモジュールファイルと置き換える

ターゲットファイルにホットリンクを作成

7.[保存]をクリックします。

8.プロジェクトが分割され、2つ目のARCHICADインスタンスで保存された選択(ファサード)が開きます。

9.現在、2つのARCHICADプロジェクトが実行されています。1つはタワー(ファサードにホットリンクされています)、もう1つはファサード(タワーにホットリンクされています)です。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/TowerFacade1.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/TowerFacade2.png

元のARCHICADモデルから任意の数のPLN選択項目を保存し、元のモデルに自動的にホットリンクすることができます。

ただし、結果として生成される「セカンダリ」PLNファイルを互いにホットリンクしたい場合は、手動で行う必要があります。