光源とランプの設定の移行

ARCHICAD 17以前からの移行

プロジェクトの照明効果を向上したり、レンダリングをよりリアルにするため、ARCHICADでは多くのランプオブジェクト(光源を含む)が新たに追加/更新されています。

Lightworksレンダリングエンジンの代替として、 ARCHICADには、Cinema4Dレンダーのほとんどのパラメータを実装したCinewareエンジンが搭載されています。

ARCHICAD で旧バージョンのプロジェクトを開いた場合、通常の光源、インテリア照明、街灯は互換性があります。形状と位置、色と輝度のパラメータが変更されずに保持されます。

基本レンダリングエンジンに設定された光源では、パラメータが保持されています。

Lightworksエンジンで設定された光源は、可能なかぎり互換性を持ちます。パラメータは、Cinewareエンジンの同等のパラメータに変換されます。

Lightworksの太陽光オブジェクトは、太陽光オブジェクトに置き換えられます。

Lightworksの窓の光源と天空オブジェクトは移行されません。旧バージョンのプロジェクトにこれらのオブジェクトが含まれる場合、プロジェクトの移行後に欠落します。解決策は、これらのオブジェクトを含む旧バージョンのLightworksライブラリをロードするか、またはPhysical Sky(太陽光を含む環境の設定)や新しい窓の光源オブジェクトを使用してARCHICAD 内でそれらを置き換えます。

推奨事項

上記の移行互換性により、旧バージョンのARCHICADから移行されたプロジェクトのランプエフェクトは旧バージョンでの表示に極めて近くなります。ただし、Cinewareエンジンは、基本エンジンやLightworksエンジンとは根本的に異なるため、完全なレンダリング出力を生成する前に、シーンのレンダリングをすぐにテストする必要があります。

Cinewareエンジンのグローバルイルミネーション機能により、プロジェクトの照明効果は旧バージョンから改善され、光源/ランプオブジェクトの一部のパラメータを削除または変更することができます。