開こうとするファイルが既にローカルネットワーク上の別のユーザーによって使用されている場合、警告が表示され、そのユーザーの名前が通知されます。これは、[共有設定]コントロールパネルで定義した名前(Mac)、またはコンピュータ名として定義した名前(Windows)です。
次のオプションがあります。
•ファイルを読み取り専用として開く
•排他的アクセスでファイルを開く
•ファイルを開く操作を取り消す
ファイルを読み取り専用として開く場合、ファイル全体を表示して修正できますが、保存する場合は別の名前を付けるか、別の場所を指定する必要があります。元のファイルを上書きしようとすると、ファイルが使用中であり、修正済みのプロジェクトに置き換えることはできないというメッセージが表示されます。
排他的アクセスでファイルを開くこともできます。ただし、このオプションを使用する場合には注意が必要です。
また、ファイルが実際には使われていなくても、以下のような理由がある場合には、ファイルが使用中であるというメッセージが表示されます。
•システムクラッシュなどが原因で、ファイルを最後に使用したときに、ファイルを開いて閉じる操作を正しく行わなかった。
•使用中のファイルをコピーして使う場合に、コピー操作中に元のファイルを使用していたユーザーの名前がファイルのコピーに含まれている。
注記: 別のユーザーが使用しているファイルをフルアクセス権限で開いた場合、それ以上警告メッセージは表示されず、両者の作業内容が上書きされます。したがって、前述の緊急の場合を除き、フルアクセスでファイルを開くときには細心の注意が必要です。