チームワークでの変更内容の送受信

ARCHICAD 24 Solo版では利用できません

[送信]コマンドと[受信]コマンドは、前回の送信/受信以降に発生した変更内容の送信/受信を行います。

送信/受信コマンドは、以下から使用できます。

[チームワーク]メニュー

チームワークパレット

全てのユーザーのプロジェクトを最新に保つため、モデルデータの変更をサーバーに送信して他のユーザーが受信できるようにします。

チームワークのDELTA-Serverテクノロジにより、最後の送信/受信以降の変更のみネットワーク経由で送信され、サーバーまたはクライアントで処理されます。これによりネットワークトラフィックは大幅に減少し、パフォーマンスが向上します。

[送信]/[受信]コマンドを実行すると、BIMcloudデータが更新されますが、ローカルマシンには何も保存されません。

チームワークプロジェクトのローカルコピーを保存」も参照してください。

例外: 送信または受信を実行してからプロジェクトを閉じると、保存は自動的に実行されます。

サーバーから受信する場合、ローカルコピー内の未送信の変更内容は影響を受けることなく、そのまま保持されます。

送信/受信は確保データのステータスに影響を及ぼしません。確保ステータスは、オンラインである限り常に最新です。

オフラインで作業する場合、プロジェクトのコピーはチームワークサーバーデータと同期されません。再びオンラインで作業する場合は、送信と受信を実行してローカルデータとサーバーデータを最新の状態にする必要があります。

ARCHICADでは、ユーザーは最新のサーバーデータと同期されていない要素タイプまたはデータタイプを確保することはできません。このような状況では、プログラムが強制的に受信を実行します。同様に、コマンドを実行する必要がある場合に送信/受信を行うかどうかを確認するプロンプトが表示されます。例えば、変更をサーバーに送信しないで要素を解放しようとすると、[送信/解放]プロンプトが表示されます。

警告:チームワークで送受信コマンドを実行すると必ず、プロジェクトの「元に戻す」のメモリが全て削除されます。

送受信後に比較

[受信]または[送信/受信]コマンドは、[モデル比較]と連携して使用できます。変更内容の受信後にチームワークでこの比較ワークフローを使用して、モデルで変更内容を確認できます。

チームワークモデルのバージョンの比較(変更内容の受信前後)」を参照してください。

変更内容の送信リマインダ

長期間チームワークプロジェクトで作業していた場合や、プロジェクトに多数の変更や編集を行った場合、変更内容を送信するタイミングであることを促す通知を画面上に表示します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/NotifySend.png 

通知自体から[送信]をクリックして、変更内容を送信できます。

[スヌーズ] をクリックすると、通知がすぐに消えます。それから100操作または30分の間は表示されなくなります。

何もしない場合、メッセージは10秒後にひとりでに消えます。

これはオプション機能です。[オプション]→[作業環境]→[データ保護/完全性]で有効/無効を切り替えます。ここで、通知を表示する頻度を設定することもできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/080_collaboration/SetUpTWNotify.png 

サーバーからプロジェクトを再ロード

このコマンドは、[チームワーク]→[プロジェクト]→[サーバーからプロジェクトを再ロード]に配置されています。

通常の日常的なワークフローでは、このコマンドを使用する必要はありません。ただし、作業時にローカルの変更内容を破棄してやり直す場合、または作業中のプロジェクトで何らかのデータエラーが発生したと考えられる場合、[サーバーからプロジェクトを再ロード]を使用します。これにより未送信の変更内容は破棄され、サーバーに存在する現在の完全な状態のプロジェクトが取得されます (一方、サーバーからプロジェクトの変更内容を受信すると、未送信の変更を含むローカルデータはそのまま保持されます)。

関連トピック

チームワークモデルのバージョンの比較(変更内容の受信前後)