GRAPHISOFT BIMcloud:機能と長所

注記: ARCHICAD 23 レギュラー版のみ

GRAPHISOFT BIMcloudは、遠隔地のチームとの共同作業や大容量ファイルの操作など、業界のニーズに応えるものです。オフライン作業も可能で、ほぼどこからでも作業できるので、チームメンバーはどこでもログインして作業できます。ARCHICADにインポートできるプロジェクトデータは何でも、GRAPHISOFT BIMcloud経由で送信可能です。

比較的大きい規模でBIMを導入する場合、設計担当者はしばしば、モデルのアクセシビリティとワークフロー管理に関する障害に直面します。GRAPHISOFTのBIMcloudは、ARCHICADのチームワーク機能を利用する会社向けのモデルベースのチームコラボレーションを可能にする、業界の先駆けとなるソリューションです。

企業内LANでもインターネット環境でもデータ交換を簡素で信頼性の高いものにするため、BIMcloudのDelta Server™テクノロジによってネットワーク通信量は最小限に抑えられています。BIMcloud環境において、サーバー同期の長い待ち時間は過去のものです。チームメンバーは、世界中のほぼどこからでも標準的なインターネット接続を通してBIMモデルに対するリアルタイムコラボレーションを実現できます。

BIMcloudの堅牢なシステムアーキテクチャにより、BIMプロジェクトの完全性は常に保証されます。構成要素の誤動作によるあらゆるデータエラーはブロックされ、ネットワーク上でのプロジェクトの完全性が維持されます。

BIMcloudはITの専門家ではなく設計担当者を対象としているため、標準的なコンピュータネットワークを介して標準的な企業内設定で使用できます。

BIMcloudでは、オンラインおよびオフラインでの作業に対応しています。ARCHICADとBIMcloudの接続が切断されても、ユーザーは既に確保した要素を使用して作業を続行できます。接続が再度確立されると、変更をBIMcloudに送信でき、他のユーザーが送信した変更を受信できます。

内蔵のチームワークメッセージでメッセージをコンテキスト化することにより、チームメンバー間で手軽にコミュニケーションできます。要素を選択してコメントを書き込み、チームメンバーのレビュー用に送信するだけです。他のユーザーには、ポップアップ通知によってメッセージを受信したことが伝えられます。メッセージを開くと、要素を拡大してメッセージをコンテキストで読み取ることができます。

ブラウザベースのBIMcloud Managerで、BIMcloud役割を使用してBIMcloudユーザーに対してさまざまな権限セットを定義し、ユーザーの職責に応じて割り当てることができます。プロジェクトが不慮の損傷や不要な変更を受けないようにするため、特定のユーザーが使用できる機能を簡単に制限できます。プロジェクトごとに異なる職責に適合するよう、各ユーザーは異なるプロジェクトでさまざまな役割を持つことができます。何も変更する権限がなくてもプロジェクトに参加できるよう、「閲覧者(表示のみ)」の役割を作成することもできます。

機能の詳細については、『BIMcloudユーザーガイド』を参照してください。

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この記事は、グラフィソフトのチームワークコラボレーションプラットフォームであるBIMcloud Basicの使いはじめたいARCHICADユーザー向けの詳細なガイドです。