材質の一覧表を作成する

材質一覧表は、要素リストと構成要素リストの下に表示される3番目の一覧表です。

注記:材質一覧表機能を使用する前に、以前の包絡処理モードを使用していないことを確認してください ([オプション]→[プロジェクト設定]→[レガシー]で、このオプションをオフにしてください)

材質一覧表の事前定義された設定は、仕上げおよび露出面積を複数の形式でリスト表示するために最適化されています。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/SurfaceSchedulePredef.png 

このテンプレートの各項目について説明します。

[全ての材質]は、モデルの全ての可視材質と合計露出面積をリスト表示します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/AllFinishes.png 

[要素ごとの材質]は、各要素タイプで使用される可視材質とそれぞれの露出面積を一覧表示します。

チェックボックスは、リスト表示する材質が要素のビルディングマテリアルの材質と異なるかどうか、つまり、「上塗り」されているかどうかを示します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/ConstructionFinishes.png 

[建具の材質]は、ドアおよび窓の材質(ガラスを除く)をリスト表示します。したがって、一覧表には、枠や額縁に使用される材質、および雨戸、膳板、敷居などの付属品がリスト表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/OpeningsFinish.png 

必要に応じて、[一覧表設定]で使用可能なフィールドを使用して、材質リストの内容を調整します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/FinishesFields.png 

設定の詳細は、「[一覧表設定]ダイアログボックス(一覧表)」を参照してください。

露出面積は、要素の表面の塗装が施されている部分です。次の図では、暗い青色の領域が「露出面積」と見なされ、明るい青色の領域が「覆う面積」と見なされます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/Exposed_Area_diagram-01.png 

材質リストの[一覧表設定]の[露出面積の減算]コントロール(下記を参照)を使用すると、露出面積として計算する対象を正確に定義できます。

露出面積の減算

[一覧表設定]で、フィールド名の右側にある3点ボタンをクリックして、[露出面積の減算]ダイアログボックスを表示します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/ReduceExposedAreaOpen.png 

このダイアログボックスを使用して、材質一覧表で[露出面積]をリスト表示するときに、「露出面積」としてカウントする対象の定義を絞り込みます。

[露出面積の減算]ダイアログボックスで、要素の表面が覆われていると見なす条件を定義します。

例えば、デザインツールを使用して標準の組み立て要素が配置されており、これらが壁の表面と重なっている場合、それに応じて壁の表面積は減算されます。

ただし、この例では、オブジェクト、ランプ、およびゾーンは壁の露出面積に影響を与えないため、明示的に除外されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/ReduceExposedArea.png 

[露出面積のない表面を隠す]:これはデフォルトでオンになっています。露出面積がないため可視領域がない場合、その領域は一覧表に表示されません。