線のカテゴリ

ARCHICADでは、線にカテゴリを割り当てることができます (線の設定ダイアログボックスの[プロパティ]パネルを使用)。線のカテゴリを使用すると、表現の上書きの微調整や、カテゴリに依存する線の設定のエクスポートを行うことができます。

ARCHICADには、3つの線のカテゴリがあります。

[作図線]:単純な2D作図線。線ツールを使用して描画される線は、デフォルトでこのカテゴリになります。

[切断線]:3D要素の切断面の輪郭線。

注記: 切断線カテゴリに含まれる線を太字で表示する場合は、[表示]→[表示オプション]で切断線のみ太線を選択します。

[仕上げ分離線]:複合構造(壁、柱、スラブ、および屋根)の塗りつぶしを区切る線。

線のカテゴリは、例えば、複合構造が構成要素の線や塗りつぶしに分解されている場合などに役立ちます。線ツールの[プロパティ]パネルでは、デフォルトでは輪郭線は全て「切断線」カテゴリになり、仕上げ分離線は全て「仕上げ分離線」カテゴリになります。

その他の線は全てデフォルトで作図カテゴリになります。ただし、詳細図ウィンドウ、ワークシート、パッチ、断面/立面/展開図、または3Dドキュメントウィンドウで線を手書きする場合には、平面図内での機能に基づいて、この線にカテゴリを割り当てることができます。このように、手書き線でも切断線または仕上げ分離線とみなすことができます。

線のカテゴリの割り当ては、ファイルをDXF/DWG形式で保存する場合にも役立ちます。[DXF/DWG変換設定]ダイアログボックスを使用すると、仕上げ分離線のエクスポートが可能な別のカスタムレイヤーを定義できます。

カスタムレイヤー」を参照してください。