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以前のARCHICADバージョンでは、カスタムの分類およびプロパティをARCHICADモデルの組み立て要素またはゾーンに割り当てることができました。

ARCHICAD 23では、この機能がビルディングマテリアルまで拡張されました。ビルディングマテリアルは建築構成要素の最も重要な属性です。

ビルディングマテリアルのカスタムプロパティ

カスタム分類およびカスタム定義プロパティをビルディングマテリアルに導入することで、成果物に必須の分野の重大な問題が解決されます。この開発により、ユーザーは標準またはカスタムマテリアル分類/プロパティの割り当てを使用して、下流の4D/5D BIMソフトウェア(コスト削減、品質保証、モデル分析)の要件を満たすことができます。これは、ビルディングマテリアルデータをその名前フィールドに埋め込み、カスタムGDLスクリプトまたはIFC分割ルールによって抽出するという、現在使用されている方法の堅牢かつ信頼性の高い代替方法にもなります。

ビルディングマテリアルレベルのソリューションは、ARCHICAD 20で導入された要素レベルのソリューションに類似しています。分類とプロパティの管理ダイアログで分類項目とプロパティ定義をそれぞれ定義できます。カスタムプロパティ値はビルディングマテリアルの設定ダイアログで定義できます。

プロパティ値はビルディングマテリアルの定義に含まれるため、属性マネージャーからエクスポートしたXMLファイルを使用して、これらの値をプロジェクト間で転送できます。

ビルディングマテリアルのプロパティは、どの出力でも表示できるため、材質関連のBIMデータを関係者に配布できます。

要素プロパティ値と同様に、ビルディングマテリアルのプロパティ値を一覧表の条件に使用できます。また、構成要素一覧表のフィールドとして追加することもできます。

ビルディングマテリアルの分類およびプロパティ値は、全てのモデル派生図面のGDL要素ラベルに使用でき、IFCにエクスポートできます。

構成要素一覧表のデータフィールドは、IFC2x3形式には構成要素プロパティとしてエクスポートされ、IFC4には材質プリセットとしてエクスポートされます。

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