ARCHICAD 22への移行

ARCHICAD 22では、8.1以降の全ての旧バージョンのプロジェクトが開きます。

バージョン18-21をバージョン22に移行する場合は、以下の移行関連の問題に注意してください。

注記:18より前のバージョンのプロジェクトに影響を及ぼすその他の問題については、 「旧バージョンからの移行(ARCHICAD 8.1から17まで)」も参照してください。

移行のトピック
(クリックすると詳細が表示されます)

移行元のバージョン

21

20

19

18

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//Mig22.pngカーテンウォールフレーム/パネルの置き換え

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https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//Mig2200003.pngモデル表示オプションセットは「カスタム」でなくなる 

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https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//Mig2200004.png[階段お気に入り設定]はAC22でリセットされる可能性がある 

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新しい階段ツールでStairMakerが置き換えられる

 

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IFC変換設定の変更

 

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自動テキストを含むIDベースのラベル

 

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新しい「3Dスタイル」表示オプション

 

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[モデル表示]の[塗りつぶし]オプションに代わる[表現の上書き]

 

 

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最新の材質カタログの使用

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参照線とスナップ点

 

 

 

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カーテンウォールフレーム/パネルの置き換え

ARCHICAD 21以前からの移行

既存のGDLフレームおよびパネルはそのままARCHICAD 22に移行されます。

ARCHICAD 22ライブラリで提供される、対応するパネルおよびフレームに置き換えることをお勧めします。

メリット:

ARCHICAD 22では、これらのコンポーネントをビルディングマテリアルに個別に割り当てることができます。

ARCHICAD 22では、角度を持って交差するフレーム(六角形パターンなど)を含めてAC 22フレームは高度に交差できます。

AC 22フレームおよびパネルは、カーテンウォールで使用可能な新しいモデル表示オプションを使用できます(スキーム、簡略、詳細)。

注記:一度GDLフレーム-パネルをARCHICAD 22のフレーム-パネルに置き換えると、GDLベースの要素に戻せません。

AC22へ移行されたプロジェクトでは、「メイン」および「サブ」パネルクラスは、同じ名前のユーザー生成クラスになります。

「マリオン」、「トランザム」、「境界」フレームクラスは、同じ名前のユーザー生成クラスになります。

モデル表示オプションセットは「カスタム」でなくなる

ARCHICAD 21以前からの移行

編集したMVOセットは「カスタム」ではなくなります。常に名前が変更されます。

前のバージョンから自動的に移行された「カスタム」MVOセットは、MVOセットという名前に変更されます。

[階段お気に入り設定]はAC22でリセットされる可能性がある

ARCHICAD 21からの移行

AC21プロジェクトをAC22で開くと、[階段お気に入り]でカスタマイズした2D属性が、組み込まれたデフォルトにリセットされていることがあります。

これは、お気に入りとして保存される階段の場合、階段設定の平面図表示/見上げ図で設定される全ての属性(破断線、移動線、番号付けなど)に影響を及ぼします。

必要に応じて、[階段お気に入り設定]を開いて2D属性を再調整します。

(この問題は、階段のデータ構造で異常を修復するために必要な修正に起因します。)

新しい階段ツールでStairMakerが置き換えられる

ARCHICAD 20以前からの移行

StairMakerアドオンは、サポートされなくなりました。

旧バージョンのプロジェクトのStairMaker階段は、GDL階段タイプオブジェクトに変換され、限られたGDLパラメータだけをオブジェクト設定で使用できます。

IFC変換設定の変更

ARCHICAD 20以前からの移行

変換設定ファイルが(以前のACバージョンのように)XMLファイルではなく、テンプレート(.TPL)ファイルに保存されます。

移行されたプロジェクトからの変換設定が同じ名前で再作成されます。

旧バージョンの変換設定のXMLファイルが使用可能な場合は、これらの設定が、新しく再作成された変換設定に含まれます。

XMLファイルが使用可能でない場合は、変換設定が作成されますが、設定がまったく含まれません。このような変換設定にはそれぞれ、プリセットを選択または作成する必要があります。

旧バージョンの変換設定を手動でインポートするには、[IFC変換設定]ダイアログボックスでインポートボタンを使用します。さらに.XMLファイル形式を選択して変換設定を参照します。

IFC一覧表設定は変換設定固有のプロパティマッピングに置き換えられています。

「プロパティマッピング」プリセットには、旧バージョンのプロジェクトの一覧表設定が含まれます。

タイプマッピングをユーザーがカスタマイズできます。

「タイプマッピング」プリセットには、旧バージョンのプロジェクトで使用していたデフォルトの分類マッピングが含まれます。

自動テキストを含むIDベースのラベル

ARCHICAD 20以前からの移行

旧バージョンのIDタイプのラベル(IDラベル、ユニークIDラベル)は、自動テキストを使用して要素のIDを表示する、更新されたテキスト/自動テキストタイプのラベルに変換されます。

新しい「3Dスタイル」表示オプション

ARCHICAD 20以前からの移行

3Dビューでの表示は3Dスタイル(表示オプションの1つ)に依存します([表示]→[3D表示設定]→[3Dスタイル])。

これらの設定で、旧バージョンの3Dウィンドウ設定が置き換えられます。

さまざまな設定の3D設定がプロジェクトに多数含まれている場合は、それぞれの名前を持つ多数の3Dスタイルが生成される場合があります。

[モデル表示]の[塗りつぶし]オプションに代わる[表現の上書き]

ARCHICAD 18以前からの移行

[モデル表示オプション]の[塗りつぶし表示を上書き]パネルが廃止されました。代わりに、上書きは[表現の上書きルール]で処理されます。これらのルールは、表現の上書きセットとして個々のビュー/ビューポイントに適用されます。

(以前のACバージョンの)[リノベーション上書きスタイル]が[表現の上書きルール]として事前に定義されるようになりました。

最新の材質カタログの使用

ARCHICAD 18以前からの移行

デフォルトのARCHICADライブラリには、材質属性を含む材質カタログが含まれます。ARCHICAD 22で旧バージョンのプロジェクトを開いた場合でも、常に材質カタログ22を使用してください。

ARCHICAD 22用の標準および追加の材質カタログには、ARCHICAD 18以降用の対応するカタログの内容全体が含まれています。そのため、旧カタログをプロジェクトに追加する必要はなく、追加すると重複になります。

参照線とスナップ点

ARCHICAD 18以前からの移行

以前「要素全体」と呼ばれていたスナップ点設定は「ノード間」に名前が変更されました。

移行したファイルの参照線オン/オフのステータスは、スナップガイドのオン/オフとして解釈されます。

関連トピック

ライブラリのARCHICAD 22への移行

チームワークプロジェクト(バージョン 13~21)のARCHICAD 22への移行

旧バージョンからの移行(ARCHICAD 8.1から17まで)