リノベーションフィルタオプション

このダイアログボックス([ドキュメント]→[リノベーション]→[リノベーションフィルタオプション])を使用して、リノベーションフィルタでどの要素を表示、非表示、または上書きする必要があるかを定義します(リノベーションステータスにより)。

既存のフィルタの設定を変更するか、または新しいリノベーションフィルタを作成できます。

リノベーションフィルタオプションはプロジェクトと一緒に保存されます。

リノベーションフィルタの例」も参照してください。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/RenoOptions.png 

[リノベーションフィルタオプション]ダイアログボックスを開く

以下のいずれかを実行します。

クイックオプションタブからリノベーションフィルタアイコンをクリックします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/RenoFilterQuick2.png 

[ドキュメント]→[リノベーション]→[リノベーションフィルタオプション]に移動します。

リノベーションパレットのポップアップから[リノベーションフィルタオプション]をクリックします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/RenoOptionsPalette.png 

フィルタを選択して編集する

[リノベーションフィルタオプション]の上部にあるリストを使用して、表示または編集するフィルタを選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/SetFilter.png 

[複製]:新しいリノベーションフィルタを作成します。選択したフィルタが新しい名前で複製され、そのプロパティを編集できます。

[名前を変更]:現在選択しているリノベーションフィルタの名前を変更します。

[削除]:選択したリノベーションフィルタをプロジェクトから削除します。

[インポート]:保存されているリノベーションフィルタ(.xmlファイル)をプロジェクトに追加します。

[エクスポート]:選択したリノベーションフィルタ(.xmlファイル)を外部の保存先に保存します。保存したフィルタは、他のARCHICADプロジェクトにインポートできます。

リノベーションステータスによる表示/非表示/上書きの定義

選択したリノベーションフィルタに対して、このリノベーションフィルタが有効な場合に、リノベーションステータスに応じてどの要素を表示、非表示、または上書きする必要があるかを定義します。

リノベーションステータスごとに、[表示]、[非表示]、[上書き]のいずれかを選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/RenoOptionsbyStatus.png 

[表示]:このステータスの要素は、設定ダイアログボックスに設定された塗りつぶし/カラー/線を使用して表示されます。

[非表示]:このステータスの要素はまったく表示されません。

[上書き]:このステータスの要素は、[表現の上書きルール]ダイアログボックスで定義された上書きスタイルを使用して表示されます。

注記:このダイアログボックスを開くには、[リノベーションフィルタオプション]の下部にあるボタンをクリックするか、[ドキュメント]→[表現の上書き]→[表現の上書きルール]を使用します。

詳細は、「リノベーションステータスによる表現の上書き」を参照してください。

リノベーションフィルタに上書きを追加する

[追加の上書き]オプションは「既存」要素、「解体」要素、および注釈要素で使用することができます。

これらの追加オプションは、国または地域の基準を満たすのに役立ちます。また、これらを使用するとリノベーションビューの解釈が容易になります。

リノベーションフィルタ定義に追加する追加の上書きのボックスをチェックします。

「既存」要素の場合

[開口寸法マーカーを非表示](配置された開口寸法を確認する必要がない場合)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/HideDimMarker1.png 

[切断塗りつぶし](配置された壁の構造を確認する必要がない場合)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/SolidCutFill.png 

[包絡しない](新設または解体の壁の交差部が既存の壁交差部に干渉しないことを確認するために使用します)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/DoNotIntersect1.png 

「解体」要素の場合

[開口寸法マーカーを非表示](まもなく取り除かれる開口の寸法を確認する必要がない場合)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/HideDimMarker2.png 

[ドア/窓/天窓/開口部シンボルを隠す](まもなく取り除かれる開口部を確認する必要がない場合、特に開口部が解体する壁の一部である場合)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/HideOpening.png 

[ゾーンを非表示](削除されるゾーンの情報を確認する必要がない場合)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/HideZone.png 

[オブジェクトを非表示](大多数の家具は実際には解体されないため、解体プランで表示する必要はありません)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/HideObjects.png 

[切断塗りつぶし](解体される壁の構造を確認する必要がない場合)

[透過塗りつぶし](解体された要素の位置が線のみで塗りつぶしがないことを示します)

[包絡しない](新設または解体の壁の交差部が既存の壁交差部に干渉しないことを確認するために使用します)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/DoNotIntersect2.png 

[開口部を「X」記号でマーク]:解体するドアと窓に配置します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/MarkWithX.png 

注釈要素では、次のオプションがあります:

寸法/テキスト/ラベルの上書きをしない

作図塗りつぶし/線の上書きをしない

これらのチェックボックスを使用すると、フィルタ設定から注釈要素(寸法、テキストおよびラベル、作図塗りつぶし/作図線)が除外されます。

例えば、この方法により、解体プラン上でも(右の図のように)ラベルとテキストが引き続き通常どおり表示するようにできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/dims_labels_texts_normal.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/050_viewsvb/dims_labels_texts_dont_override.png