配置された図面の管理と更新

ARCHICADプロジェクトに配置された全ての図面は、以下の2つのタイプの1つに属します。

自動更新:レイアウトが有効になったとき(前面に移動されたとき、または出力用に選択されたとき)、レイアウトに配置された図面が自動的に更新されます。発行前にも自動更新が発生します。自動更新図面が現在開かれているプロジェクトファイル以外のソースに基づく場合、ARCHICADで更新が必要かどうかが確認され、必要に応じて更新が実行されます。

チームワークでの図面の自動更新に関する注記:チームワークプロジェクトでは、外部ソース(外部プロジェクト、PDF、DWG、PNG)をもつ図面の自動更新は、ユーザーがその図面を確保している場合にのみ実行されます。

手動更新:ソースビューまたはファイルがレイアウトに配置されたときの状態または更新されたときの状態に図面が凍結されます。これは、図面が承認されるか、作業の次のステージに移行する準備ができるまで、図面をそのままにしておきたい場合に便利です。手動更新の図面は、ユーザーが更新コマンドを発行したときにのみ更新されます。

チームワークでの図面の手動更新に関する注記:手動更新の図面を確保した場合は、確保したユーザーのみ図面を更新する権限を持ちます。

図面の設定で、配置された図面のデフォルトの更新タイプを設定します。

図面マネージャを使用して、プロジェクトの全ての図面のステータスの確認、更新タイプの変更、リンクの再構築、修復、または変更を行うことができます。

アクションセンターから図面を確認して図面マネージャにアクセスすることもできます ([ファイル]→[情報]→[アクションセンター])。

関連トピック

図面マネージャ

アクションセンター

リンクされた図面を更新

ソースが変更された図面を含むプロジェクトを開くと、アクションセンターの[図面]ページに警告が表示されます。

選択した図面を更新するには、以下のいずれかを実行します。

ナビゲータ、オーガナイザ、または図面マネージャ:

図面を選択して、コンテキストメニューの[更新]またはパレットの[更新]ボタンを使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/070_documentation/UpdateDrawingButton.png 

レイアウトウィンドウ:図面を選択して、コンテキストメニューの[更新]を使用します。

PMKファイルの再リンク

ARCHICAD 24 Solo版では利用できません

レイアウトブックに、リンクされたPMKファイルをソースとする図面(ARCHICADモデルから発行機能で作成)が含まれている場合、そのPMKベースの図面全てを元のモデルに再リンクできます。図面マネージャでPMKファイルを選択し(複数選択可能)、コンテキストメニューから[元のモデルにリンク]コマンドを使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/070_documentation/LinktoModel.png 

レイアウト運用方法:大規模プロジェクト」の運用方法の説明を参照してください。

外部図面の更新に関する注記(BIMcloudから配置された図面)

ARCHICAD 24 Solo版では利用できません

ソースが外部チームワークプロジェクトである図面を配置すると、図面のコピーがマシンに作成されます。その後、図面を更新するとき、ARCHICADはローカルコピーとサーバー上のプロジェクトを自動的に同期化して、ホストプロジェクトの図面を確実に更新します。

ARCHICADが外部チームワークプロジェクトから配置した図面を更新しない場合があります。それは、ユーザーが現在使用しているコンピュータからソースのチームワークプロジェクトにログインし、変更内容をチームワークプロジェクトに送信しない場合です。この場合、ARCHICADはサーバー上で図面の更新状態が不完全であることを検出し、更新を行いません。この状況になると、警告が表示されます。この場合、ソースのチームワークプロジェクトの未送信の変更を送信してから、現在のプロジェクトから再び配置済み図面を更新します。