IFC構造解析モデルのインポート/エクスポート - 試験機能

IFC構造解析モデル形式(*.ifc)でファイルを開く、比較する、または保存することができます。これはモデルビュー定義「構造解析ビュー」を使用するIFCファイルです。

注記:これは、このバージョンのARCHICADの「試験機能」です。詳細は「試験機能」を参照してください。

この機能を有効化

1.[オプション]→[作業環境]→[追加オプション]に移動します。

2.[試験機能]タブページに移動します。

3.[IFC構造解析モデルのインポート/エクスポートを有効化]のボックスをオンにします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/081_structuralanalyticalmodeltools/EnableIFCSAV.png 

インポート

平面図または3Dウィンドウの場合

1.[ファイル]→[開く]を使用します。

2.IFC構造解析モデル(*.ifc)のファイル形式を選択します。IFC 2x3とIFC4の両方がサポートされています。

3.[開く]をクリックします。

[デザイン]→[モデル比較]

*.ifc形式の構造解析モデルを検索します。

インポートでの要素の処理

IFC構造解析モデルファイルをインポートすると、要素は自動的に変換されます。マッピングルールはありません。

1D部材と2D部材は形状に基づいて自動的に変換されます。垂直な部材は柱、水平な部材は梁に変換されます。

ビルディングマテリアル

インポートされた要素のビルディングマテリアルが、ARCHICADテンプレートにすでに存在する(名前が同じである)場合、その対応するARCHICADビルディングマテリアルが使用されます。

注記:比較されるのは名前のみです。同じ名前のビルディングマテリアルは一致とみなされます。

ビルディングマテリアルがARCHICADテンプレートに存在しない場合:

ビルディングマテリアル名(IFC)がインポートされ、ARCHICADビルディングマテリアルのリストに追加されます。

設定には、ARCHICADの対応するデフォルトツール用に定義されているビルディングマテリアルが使用されます(デフォルトの柱のビルディングマテリアル属性など)。

断面形状

インポートされた1D部材の断面形状が、ARCHICADテンプレートにすでに存在する(名前と形状が同じである)場合、その対応する断面形状が使用されます。

受信した断面形状がARCHICADに存在しない場合、インポートしてARCHICADプロファイルに追加されます。

インポートでのその他の要素の設定

インポートされた要素のその他の全ての設定には、各ARCHICADツールのデフォルトが使用されます(レイヤー、分類、ユーザー定義プロパティなど)。

構造解析モデルの設定

インポートされたモデルでは、自動調整を回避して可能なかぎり元の構造モデルと正確に対応するように、以下のARCHICAD設定が使用されます。

レイヤーの交差グループ設定はゼロにリセットされます(交差要素は接続されません)。

調整ルール([構造解析モデルの生成ルール]ダイアログ)は[ルールなし]に設定されます。

梁の終端の切断は全て垂直に設定され、柱の終端の切断は全て水平に設定されます。

エクスポート

平面図または3Dウィンドウの場合

1.[ファイル]→[名前を付けて保存]を使用する

2.IFC構造解析モデル(*.ifc)のファイル形式を選択します。エクスポートできるファイル形式はIFC2x3のみです (IFC4はサポートされていません)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/081_structuralanalyticalmodeltools/SaveAsIFCSAV.png 

3.[エクスポート]ポップアップから、プロジェクト全体または表示要素のみのいずれかを選択して保存します。

平面図から保存する場合、現在のフロアまたは全てのフロアの要素を保存できます。

4.[保存]をクリックします。

エクスポートでの要素の処理

全ての1D部材と2D部材が現在の設定(形状、断面形状、マテリアル)を使用して保存されます。

 

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