要素IDマネージャー

[ドキュメント]→[その他のリスト]でこのダイアログボックスを使用して、 プロジェクトの要素のID番号を、その特性(属性)に基づいて設定できます。このコマンドを使用して、自動的に生成されたID番号を修正することも可能です。設定内容は、後で使用できるように保存しておくことができます。

要素IDマネージャで設定を作成し保存しておくと、より明確な数量見積が生成されるようにプロジェクト要素を準備できます。

注記: このコマンドを使用できるのは、平面図を表示している場合のみです。

ダイアログボックス上部のポップアップメニューには、各種要素タイプ用に保存したさまざまな設定がリストされます。また、各要素タイプに複数の設定を定義、あるいは現在選択されている要素を編集できます。[設定を編集]ポップアップでは、設定の保存、名前変更、および削除ができます。

注記:保存済みの設定を変更するには、その設定を選んで編集した後、同じ名前で再度保存します。

このダイアログボックスには、属性の選択を定義するための[要素をソート]と独自のIDセットを定義するための[ID形式]という2つのタブページがあります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ElementIDManager.png 

[要素をソート]タブが有効なとき、タブの下のポップアップを使用して、要素(ツール)タイプを選択できます。ダイアログボックスの右上隅の数字は、有効な要素タイプに属しているプロジェクト要素の数を示します。

平面図で要素が選択されている場合、要素IDマネージャは選択されている要素に対してのみ機能します。この場合、選択されている要素の数と有効なタイプの要素の数の2つが表示されます。

注記: 要素を選択してIDを割り当てる場合、IDは要素を選択した順序で割り当てられます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//SelConfig.PNG 

平面図で何も選択されていない場合、このコマンドは、全ての配置された表示(非表示レイヤーでない)要素に効果を持ちます。

左側のリストには、特定の要素タイプに対して選択できる条件が表示されます。このリストは、[編集]→[検索と選択]コマンドで使用されるリストと同じものです。

必要な条件をリストから選択して[追加]ボタンをクリックします。これで、選択した条件が右側のリストに表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//EIDRoof.png 

同じグループ化条件を持つ要素には同じIDが設定されます。条件の選択が完了したら、[ID形式]タブページをクリックして開きます。ここでは、カスタムID形式を定義できます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IDFormat.png 

要素IDマネージャでは、IDを4つの部分に分割できます。

それぞれの部分について、標準テキスト、カウンタ、またはフロア番号を[IDコンポーネント]フィールドに入力できます。4つの部分のうち、使用しない部分が1つ以上あってもかまいません。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//EIDMtypeoptions.PNG 

[テキスト]タイプを選択した場合、定義した文字数を上限として独自のテキストを入力できます。

[カウンタ]タイプを選択した場合、IDの中で増分される「aa」などの数字または文字を入力できます。

[フロア番号]タイプを選択した場合、独自のテキストは入力できません。フロアの序数が使用されます。

注記:フロア番号をタイプとして使用できるのは、グループ化条件として[フロア]を選択した場合のみです。

条件とID形式の設定が完了したら、ダイアログボックスの右下隅にある[IDを変更]ボタンをクリックします。[要素IDリスト]ダイアログボックスが表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ElementIDListDlg.png 

[OK]をクリックして変更内容を確認するか、[キャンセル]をクリックして設定ダイアログボックスに戻り、さらに調整を行います。

設定内容を保存するには、ダイアログボックス上部の[設定を編集]ポップアップメニューを使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IDSave1.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IDSave.png

保存したセットの名前は[設定]フィールドに表示され、そのポップアップメニューからいつでも選択できるようになります。設定内容は別のファイルに保存されるため、[新規作成および全てをリセット]を選択した後でも、他のプロジェクトで再利用できます。