タイプマッピングダイアログでエラー警告を修正する方法

ARCHICAD 23には、IFCエクスポートのタイプマッピング用に2つのプリセットが用意されています。各プリセットは、サポートされるIFCスキーム(IFC2x3またはIFC4)用に最適化されています。

下図に示すように、この定義済みプリセットを使用するとマッピングが正しく処理されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//SchemaTypeMapping2_3.png 

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//SchemaTypeMapping4.png 

IFC2x3スキーム用タイプマッピングプリセット

IFC4スキーム用タイプマッピングプリセット

 

タイプマッピングプリセットをカスタマイズするか、またはスキーム定義を変更すると、IFCタイプ定義の一部がIFC2x3およびIFC4に対応しなくなるため、マッピング定義が古くなり使用できなくなる場合や誤りが生じる場合があります。

ARCHICADのIFC変換設定ダイアログとそのタイプマッピングサブダイアログでは、互換性のないタイプマッピング定義に関する警告が表示されるため、これを修正することができます。

以下は、IFC4スキームとの互換性が必要なカスタムタイプマッピングプリセットです。ただし、[互換性]パネルに問題が表示されています。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IncompatibleTypeMapping.png 

[...]ボタンをクリックし、タイプマッピングプリセットダイアログを開きます。

ここでも問題が示されています。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//IncompatibleTypeMapping2.png 

[情報]ボタンをクリックして詳細を確認します。互換性情報ダイアログに問題のあるマッピング項目が表示されます(この例では、基礎、杭、傾斜)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//CompatibilityInfo.png 

[OK]をクリックしてメインダイアログに戻り、[エクスポート用IFCタイプをマッピング]をクリックしてダイアログを開きます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//MapIFCTypesButton.png 

[エクスポート用IFCタイプをマッピング]ダイアログで、フィルタを[IFC4スキーマのIFC構成要素を表示]に設定します(下図を参照)。

これでダイアログボックスが設定され、IFC4と互換性のあるマッピング定義のみを選択できます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//TypeMappingProblems.png 

左側のツリービューで、エラーのある分類項目を確認できます。エラーのある項目には、警告を示す三角形の記号が表示されます。これらの項目は、IFC2x3では正しくマップされる可能性がありますが、命名基準が変更または拡張されたため、再度マップしてIFC4に対応する新しい項目名を使用する必要があります。これは簡単に実行できます。

1.問題のある分類項目を選択します(例:基礎)。

そのマッピング定義が右側に表示されます。IFCタイプに問題はありませんが、IFC製品タイプが欠落しています。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//FootingProblem1.png 

2.[IFC製品タイプ]ポップアップをクリックして、互換性のあるマッピング項目を表示します。いずれかの項目を選択して[選択]をクリックします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//FootingProblem2.png 

これで基礎項目のマッピング問題が解決されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//FootingProblemDone.png 

問題のある各要素に対して、この再マッピングを繰り返して、使用するタイプマッピングプリセットとIFC4の互換性を確保します。