階段ツールについて

階段ツールを使用すると、標準的な階段または独自の階段(最大設計スケール1:50)を設計して図面化できます。

平面図および3Dウィンドウでポリラインや壁と同様の入力方法を使用できます。ポリラインのパスの入力時には、グラフィカルなフィードバックが即座に表示され、生成される階段のプレビューを確認できます。

カーテンウォールと同様に、階段は階層要素です。主要な階段要素は、複数の構成要素(踏面、蹴上、構造)で構成されます。

階段の構成要素はGDL要素であり、ビルディングマテリアルやカスタム断面形状を使用します。

編集モードを使用して、選択した階段の個々の構成要素にアクセスし、カスタマイズします。

階段は、セグメント(ポリライン)とその間のターン(ノード)で構成されます。

カスタマイズ可能なルールと基準では、制約を指定して地域の法規制に適応できます。ユーザーは、プロジェクトに適用するルールを選択し、許容範囲を設定できます。グラフィカルな入力を使用して階段を配置すると、アルゴリズムによって階段の所定の形状値が、指定した範囲内に自動的に調整されます。

入力値とポリラインのパスによっては、適切な階段を生成できない場合もあります。このような競合やエラーが発生した場合、これを解決するための「ソルバー」がポップアップ表示されます。ソルバーには、規制に適合するように階段を修正するための複数の解決策が提示されます。

階段はフロアにリンクできるため、床面の高さの変化に追従させることができます。

階段構造

4つの構造タイプ(板形、梁、片持ち、階段梁)があります。

階段と踊り場の構造は個別に定義できます。

サイズ、ビルディングマテリアル、断面形状、2D表示の各構造をカスタマイズします。

階段仕上げ

構成要素には、踏面と蹴上が含まれます。階段と踊り場の踏面と蹴上は個別に定義でき、編集モードで踏面と蹴上を個別にカスタマイズできます。

必要に応じて、いずれかの事前定義済みの階段サブタイプを使用して、カスタム構成要素を定義し、保存できます。

階段2Dサブ要素

破断線、動線、番号付けなどがあります。

シンボルは2D GDL構成要素であり、3D構造とは完全に分離されます。

モデル表示オプションを使用して、階段に表示する2Dサブ要素とその表示方法を定義できます。