これらの設定では、構造解析モデルの2D部材をフィルタして、構造的に重要でない小さな穴や狭いストリップを特定し、それをエクスポート先のモデルで無視することができます。
[構造解析モデルの生成ルール]ダイアログボックスの[開口部]パネルを使用します。
より小さいか等しい開口部を無視
これをオンにして、構造解析モデルで2D部材内の小さい開口部を無視するかどうかを定義します。
ここでの「開口」とは以下を指します。
•スラブまたは屋根の2D部材内:スラブの開口、天窓、内部ポリゴン、ソリッド編集により生成された開口
•壁の2D部材内:開口、ドア、窓、ソリッド編集により生成された開口
[生成ルール]ダイアログで、2つの寸法を入力して「小さい」開口部を定義します。
構造解析モデルでは、この寸法以下の開口は全て無視され、表示されません。
このルールから特定の2D部材を除外するには、要素の設定で[小開口部を無視]フィルタをオフにします。
「ルールベースの修正を許可 - 2D部材」を参照してください。
これより狭いか等しい2D部材部分を削除
これをオンにして、2D部材表面から非常に狭い2D部材部分を削除します。
例えば、2つの開口部間に残っている狭いストリップや、窓の開口部の切り抜き後に残った壁部分などがあります。
この「狭い部分を削除」フィルタを要素レベルで無効にすることはできません。
例
壁に2つの開口があり、1つは窓用(1000x1000mm) 、もう1つは換気ダクト用(200x200mm)とします。構造解析の目的では、換気ダクト用の開口は壁の構造動作には大きな影響はありません。したがって、構造解析ソフトウェアではこの開口を無視する必要があります。
これらのルールを適用すると、この制限より小さい開口部は構造解析モデルで考慮されず、狭い壁部分(制限より大きい開口部に隣接する部分)も除外されます。
2D部材の開口部フィルタの効果