DXF-DWG変換設定

このダイアログボックスを開くには、[ファイル]→[相互運用性]→[DXF-DWG変換設定]コマンドを使用します。

このダイアログボックスを使用して、DXF/DWGファイルとしてエクスポートされたときのARCHICAD内の要素、またはARCHICADにインポートされたときのDXF/DWGファイル内の要素の解釈方法を定義します。

DXF/DWGファイルを使用したデータ交換については、「DWG/DXFファイルの操作」を参照してください。

トランスレータファイルの管理

ダイアログボックスの上部にトランスレータがリスト表示されていて、以下のフィールドによって特定されます。

[名称]:名前の長さは、使用しているコンピュータのファイルシステムの制限内であれば、任意の長さにできます。

[プロジェクト]と[送付先]:このフィールドには、255文字まで入力できます(日本語、中国語、韓国語の場合は127文字)。

このフィールドにデータを入力するには、[名前を変更]ボタンをクリックします。列の幅を編集するには、分割バーを移動させます。

トランスレータのリストは、各列のタイトルボタンをクリックすることで、その列別に格納できます。

トランスレータリストの右側にあるボタンを使用し、下に説明するようにトランスレータの管理を行います。

[新規作成]:このボタンをクリックすると、新規トランスレータを作成できます。

ファイルの保存場所とファイルの名前を尋ねられます (デフォルト位置:DXF-DWGトランスレータの保存場所。デフォルト名:New translator.Xml)。必要な詳細情報を入力し、[保存]ボタンをクリックして[変換設定]メインダイアログに戻ります。

トランスレータリストに新しい項目が表示され、選択されます。各列にはデフォルト値が表示されますが、必要に応じて修正できます。

[複製]:このボタンをクリックすると、トランスレータを複製できます。

複製を行うと、選択したトランスレータのコピーが作成されます。その名前は、元々の名前に「_Copy」が付けられた形式となります。

新しいトランスレータで、必要に応じてトランスレータ規則を修正します。

[名前を変更]:このボタンをクリックすると、トランスレータの名前を変更してトランスレータに関する情報を編集できます。

新しいダイアログが開き、そこにある3つのテキストフィールドを使用して、選択したトランスレータの名前、プロジェクト、送付先の情報を設定できます。

この値を設定したら、[名前を変更]ボタンをクリックして変更を適用し、[トランスレータ設定]メインダイアログに戻ります。

[削除](トランスレータがロックされていない場合に使用可能):このボタンをクリックすると、不要なトランスレータが削除されます。削除操作を続行する場合は、情報ダイアログボックスが表示され、トランスレータのXMLファイルが削除され、全てのトランスレータの設定が永久的に失われることを通知します。ただし、同じダイアログボックスで、ファイル全体ではなく、リストのトランスレータのみを削除することもできます。

[削除](トランスレータがロックされている場合に使用可能):ダイアログボックスのリストからトランスレータは削除されますが、トランスレータのXMLファイルはシステムから削除されません。しばらく後で、削除したトランスレータが必要になった時に、リストに再度戻すことができる。

[参照]:このボタンをクリックすると、既存のトランスレータファイルを表示できます。ファイルダイアログが表示されるので、ここで1つ以上の関連トランスレータファイルを検索して選択します。

選択したファイルが、壊れていたり、他の目的のために作成されたXMLファイルである場合もあります。アドオンによってファイルの選別が行われ、適切なファイルのみが受け付けられます。最後に、受け付けられたファイルと拒否されたファイルに関するレポートを受け取ります。

この方法とは別に、いずれかのファイルシステムウィンドウ(例えば、[ファイルを検索]ダイアログ)からファイルをダイアログにドラッグ&ドロップもできます。ドロップしたファイルは、上記の選別過程を受けることになります。

変更を元に戻す

[変換設定]ダイアログボックスで設定やフィールドの編集中に間違えた場合は、ダイアログボックスの左下隅にある[変更を元に戻す]ボタンをクリックします。このコマンドは、ダイアログを表示させた時の状態を復元します。新しいファイルを作成してから[変更を元に戻す]ボタンをクリックした場合は、ファイルを作成し直す必要があります。これは、[OK]/[開く]/[保存]コマンドで操作を完了するまではファイルがディスクに保存されないためです。

設定を保存して閉じる

データ交換を開始し(何かを開くまたは保存した)、トランスレータを修正した後で、修正内容は保存したいがデータ交換操作は継続したくないという場合は、[設定を保存して閉じる]ボタンをクリックします。このようにすると、トランスレータの修正内容は保存されますが、既に実行していた開くまたは保存の操作は実行されません。

[保存先]:このフィールドには、選択したトランスレータファイルの保存先が表示され、編集できません。

DXF/DWGの説明パネル

選択したトランスレータに関する情報の入った複数行の編集ボックスです。このボックスの内容は、1回クリックするだけで編集できます。

DXF/DWGの設定パネル

このパネルには、変換規則の設定が含まれています。ARCHICADとAutoCAD間のデータ交換に関する変換規則は、以下の6つのメイングループに分かれています。

図面単位

開くオプション[DXF/DWGヘンカン:ヒラクオプション]

保存オプション[DXF/DWGヘンカン:ホゾンオプション]

属性[DXF/DWGヘンカン:ゾクセイ]

その他

カスタム機能

[トランスレータ設定]ダイアログボックスを開く方法によっては、設定グループ全てが使用可能とは限りません。[開く]処理中にこのダイアログボックスを表示させる場合、[開くオプション]がリスト表示されますが[保存オプション]は表示されません。逆の場合も同じです。[ファイル]→[相互運用性]→[DXF-DWG]メニューからこのダイアログボックスを開く場合は、全てのオプショングループがリスト表示されます。

このダイアログボックスの右側に表示されるオプションは、左側の階層メニューからクリックした設定オプションによって異なります。

さらに、このオプション自体が、インポート/エクスポートされた要素のタイプに応じて変わります。

図面単位(DXF-DWG変換設定)

開くオプション(DXF-DWG変換設定)

保存オプション(DXF-DWG変換設定)

属性(DXF-DWG変換設定)

レイヤー(DXF-DWG変換設定)

ペンとカラー(DXF-DWG変換設定)

線種(DXF-DWG変換設定)

塗りつぶし(DXF-DWG変換設定)

フォント/スタイル変換(DXF-DWG変換設定)

その他(DXF-DWG変換設定)

カスタム機能(DXF-DWG変換設定)