大部分のゾーンは壁で囲まれており、その開口部はドアと窓に限定されます。このような状況では、最も簡単にゾーンを作成するには、[内側]または[基準線]のいずれかの自動化手法を使用します。
1.ゾーンツールを起動します。
2.情報ボックスで、[内側]法または[基準線]法を選択します（詳細については、下記を参照）。
3.平面図または3Dウィンドウで、壁/カーテンウォールで構成される閉じたポリゴン内をクリックします。
4.ハンマーカーソルでクリックして、ゾーンラベルを配置します（ゾーンポリゴンの内側または外側）。
「ゾーンラベルを自動配置」を参照してください。
ゾーン組み立て法：内側または基準線
•内側法：ゾーン領域は壁の内側まで拡張されます。
•基準線法：ゾーン領域は壁の基準線まで拡張されます。
ゾーンの測定面積でその違いを確認できます。
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内側法 |
基準線法 |
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注記：基準線法で作成したゾーンでは、ゾーンの設定のラジオボタンを使用して、平面図表示を[総体]または[正味]のいずれかに設定できます。「ゾーンポリゴン」を参照してください。
ゾーンの境界が要素によって明確に囲まれていない場合は手動入力法を使用します（空間のプランニングを行う場合など）。
1.ゾーンツールを起動します。
2.情報ボックスから手動法（[ポリライン]、[矩形]、または[回転矩形]）を選択します。
3.平面図または3Dウィンドウでゾーンの輪郭を描画します。
4.ハンマーカーソルでクリックして、ゾーンラベルを配置します（ゾーンポリゴンの内側または外側）。
デフォルトでは、ゾーンをクリックして配置したときにゾーンラベルが自動的に作成されます。ゾーン情報ボックスの[ラベルを配置]トグルボタンはオンになっています。
お気に入りポップアップからゾーンラベルを選択します。
ゾーンの作成時にラベルを配置したくない場合は、ゾーン情報ボックスの[ラベルを配置]トグルボタンをオフにします。
壁をゾーン境界から除外する
デフォルトでは、壁の設定の[モデル]パネルにある[ゾーンとの関連]設定は「ゾーン境界」に設定されています。
つまり、デフォルトでは壁に囲まれた閉じた空間は全てゾーン境界と見なされます。
壁をゾーン境界から除外するには、[ゾーンとの関連]設定を[ゾーンには影響なし]に変更します。
「ゾーンとの関連」を参照してください。
ゾーンにドアや窓がある場合、ARCHICADでは、ゾーンとして認識させる空間単位の外側の境界を探します。この場合、結果が予想と異なることがあります。
この問題を解決するには、以下のいずれかを実行します。
•手動組み立て法を使用する。
•壁と同じ高さの単純開口ドアオブジェクトを壁に配置する - 壁は2Dで表示されませんが、ゾーン境界として機能します。
•ゾーン境界として使用する線、円弧、またはスプラインを描画し、その設定の[ゾーン境界]ボックスをオンにする。
目的のゾーン境界が自立型の形状や壁を取り囲む場合、ゾーンスタンプをクリックして配置するときに警告メッセージが表示される場合があります。この場合は境界要素の近くをクリックする必要があります。これでゾーンは正常に作成されます。