梁および柱のモデルが拡張/強化され、ワークフローの柔軟性が大幅に向上しました。
2回のクリック操作による要素の配置
3Dでは、空間内の任意の2点間を2回クリックすることで、梁および柱を簡単に作成できます。平面図では、事前定義済みの高さを使用して2回のクリック操作で柱の傾斜角度を定義します。
梁および柱の構造タイプの一貫性
梁に円形構造タイプのサポートが追加されたため、柱との一貫性を確保できるようになりました。
柱のグラフィック編集機能の強化
平面図でカーソルが柱にスナップするようになったため、選択や配置の操作性が向上しました。
辺のオフセットなどの新しい平面図の柱編集機能は、既存の操作と一貫性があり、使いやすく設計されています。
基準線の強化
•梁の軸回転機能が拡張され、断面形状(従来のバージョンの機能)に加え、矩形と(新しい)円形構造のサポートが追加されました。
•梁と柱の基準軸の相対位置を修正することで、基準線を定位置に保持し、壁やスラブとの一貫性を確保できます。
•梁は柱と同じ9個の基準線位置をサポートするとともに、全ての位置の基準線オフセットを保持します。
•選択した柱および梁の基準軸が断面/立面図で表示されるようになりました。
終端の切断およびセグメント接続部の角度設定
•梁と柱の終端角度を終端ごとに、水平、垂直、またはカスタム(要素に90度など)にカスタマイズできるようになりました。
•終端の切断と同様に、セグメント間の接続部の角度もカスタマイズできます。
•3Dまたは断面/立面図では、終端の切断と接続の角度をグラフィカルに編集できます。
|
|
終端の切断角度 |
セグメント間の接続部角度の |
垂直湾曲梁
3Dまたは断面/立面図では、設定から始点と終点間のたわみの値を編集するか、あるいは、ペットパレットコマンドを使用したグラフィック編集により、垂直に湾曲する梁を作成できます。傾斜もサポートされるため、始点と終点を水平に整列させる必要はありません。
注記:垂直湾曲梁では、テーパーセグメントおよび梁の傾斜はサポートされていません。
梁の開口部
梁と新しい開口ツールの互換性が確保されました。
鉄筋コンクリート梁のウェブの開口部
注記:構造上の理由から柱の開口部はサポートされていません。
固定またはフレキシブルな長さのセグメント
各セグメントを固定またはフレキシブルに設定して、梁または柱のストレッチ動作をセグメントレベルで定義します。複数のフレキシブルセグメントを設定する場合、各セグメントの比率を選択します。これにより、柱の高さまたは梁の長さを変更したときにストレッチする柱または梁(およびストレッチ動作)を制御します。
下部のセグメントがフレキシブル - 上部のセグメントがフレキシブル
例えば、受材付きのプレキャストコンクリート柱の下部のセグメントをフレキシブルに設定し、その他のセグメントを固定に設定した場合、ストレッチにより受材の位置も変化します。一方、上部のセグメントをフレキシブルに設定し、その他のセグメントを固定に設定した場合、柱の高さをストレッチしても受材の位置は変化しません。
セグメントデータのコピー/貼り付けおよび転送
梁および柱の設定のセグメントリストで、コンテキストメニューを使用して、セグメント間でサイズ、構造、およびプロパティ設定をコピー/貼り付けます。あるいは、パラメータ転送(取得/置換)を使用してセグメント間で設定を転送します。