マッピングルールの作成方法

1.マップするIFCプロパティを選択します。斜体のデータはマッピングできません。

2.[ルールを作成]ボタンをクリックします。[空のルール]フィールドが表示されます。

3.[内容の追加]ドロップダウンボタンからルールの内容のタイプを選択します。

パラメータとプロパティ(インタラクティブな要素一覧表として)

ライブラリ部品パラメータ(インタラクティブな要素一覧表として)

固定テキスト

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/115_ifc/StartNewRule.png 

4.フィールドをルールに追加します。例えば、「厚さ」は測長で、「面積」は面積測定、「ライブラリ部品名」は文字列といったように、フィールドにはタイプを設定することができます。ルールに一つ以上のフィールドが含まれる場合、フィールドは常に文字列に変換されたフィールドの連結になります。変換は計算単位に基づいています([プロジェクト設定]→[計算単位/規則])。例えば、壁の「高さ」フィールドは壁要素としてのみ評価されるなどのように、フィールドには黙示的にフィルタが含まれています。「一般」フィールドはツールレベルにもリスト表示され、その特定のツールに対してのみ有効になります。

5.ライブラリ部品パラメータは、以下の2つの方法で設定できます。

[ライブラリ部品に依存する]:選択したライブラリ部品パラメータは、このパラメータを含む要素に対してのみ有効になります。ライブラリ部品パラメータをオブジェクトサブタイプレベルで定義した場合、パラメータのマップ処理は子要素に対しても行われます。例えば、GSドアオブジェクトサブタイプである「gs_list_cost」可変パラメータをマップすると、マップ処理はGSドアのライブラリ部品の子要素(ドア、両開きドア、金属ドアなど)である全てのドア(およびifcDoor)に対して有効になります。後述の例を参照してください。

[ライブラリ部品に依存しない]:可変パラメータ(「gs_list_cost」など)は、選択したライブラリ部品に関係なく、マップ処理で有効になります。例えば、両開きドアの「gs_list_cost」パラメータをライブラリ部品に依存しないパラメータとしてマップ処理に選択した場合、マップ処理は「gs_list_cost」パラメータにアクセスする全てのドアに対して行われます。このドアパラメータをIfcElementレベルでマップ処理に使用すると、IfcElementの子エンティティであり、「gs_list_cost」パラメータを含む全てのIFCエンティティ(アームチェアや椅子などの家具要素など)に対してマップ処理が行われます。後述の例を参照してください。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/115_ifc/GSCostParameterIndep.png 

注記:

プロパティマッピングプリセットに、プロジェクトにロードされていないライブラリ部品パラメータに関連したマッピングルールが含まれる場合、ルール、マップされたIFCデータ、およびマップされたIFCエンティティデータは全て赤色で表示されます。

複数のルールを単一のプロパティに割り当てることができます。これは、例えば、いくつかのツールを使用して同じIFC要素タイプを作成した場合に便利です。ルールは、ユーザーインターフェイスの表示順に適用されるため、最初の有効なルールが適用されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/115_ifc/RuleOrderApply.png 

文字列タイプのルールは分割することができます。分離線種や、分離線位置、分割タイプを利用して文字列を分割する方法がいくつかあります。例えば、[分割]を使用して、ライブラリ部品名を特定の断片に切り離すことができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/115_ifc/SplitString.png 

関連トピック

プロパティマッピングルールの例