複数の断面を含む梁/柱:置換断面形状を使用

以下に示す一部の柱または梁要素では、複数の断面または複数のビルディングマテリアルを使用することができます。

複数セグメントの梁または柱

テーパー梁または柱

両端の断面形状の形状変更が異なる単一の断面形状

この柱または梁は、置換断面形状を使用して、構造解析モデルに単一の1D部材を生成します。

[構造解析モデル]ツールバーの[躯体の断面形状を表示]をオンにすると、構造解析モデルでの表示を確認することができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/090_structuralanalyticalmodeltools/ShowProfile1D.png 

単一の構造体断面形状を含む複数セグメントの梁の1D部材

1D部材を解析プログラムにエクスポートするとき、この置換断面形状のデータが使用されます。要素の置換断面形状は、ARCHICADの物理モデルには反映されません。

複数の断面を含む1D要素ごとに、要素の設定ダイアログボックスで置換断面形状を選択する必要があります。

置換断面形状を選択

1.梁または柱設定の[構造解析パラメータ]パネルに移動します。

2.前述のように要素が複数の断面を含む場合、プレビューウィンドウで[置換断面形状]ポップアップを使用できます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/090_structuralanalyticalmodeltools/ReplacementProfile1.png 

3.置換断面形状の躯体の構造(矩形、円形、または断面形状)をクリックして選択します。

断面形状構造の場合:

ポップアップを使用して断面形状を選択し、編集可能なパラメータ(該当する場合)を設定します。ポップアップには、以下の断面形状が含まれます。

-柱または梁に使用できる(適用可能)

-少なくとも1つの躯体構成要素が含まれる

矩形または円形構造の場合:

ポップアップを使用してビルディングマテリアルとその寸法を選択します。

配置を上書き

デフォルトでは、置換断面形状の原点は部材の基準線に挿入されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/090_structuralanalyticalmodeltools/ReplaceOrigin1.png 

必要に応じて、建築モデルをより適切に反映するように、断面形状原点を再調整できます。[配置を上書き]チェックボックスをオンにし、異なる配置基準点を選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/090_structuralanalyticalmodeltools/OverrideAlignment.png 

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/090_structuralanalyticalmodeltools/ReplaceOrigin2.png 

矩形または円形構造の場合、デフォルトでは部材は構造の基準線に合わせて調整されます (ここでも、異なる配置基準点を選択することで、この配置を上書きできます)。

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