ARCHICADでの作業に慣れるに従って、プログラムの機能を使用し、各種パレットやツールバー、メニューなどを画面に配置するための個人的な環境設定が作成されていきます。これらのオプションのほとんどは、[オプション]→[作業環境]→[作業環境]で[作業環境]ダイアログボックス内の多数のサブダイアログボックスで設定します。
これらの設定は全て作業中にカスタマイズできます。必要なダイアログボックスを開き、設定を変更して[OK]を押すだけです。これで設定は有効になります。
[作業環境]ダイアログボックスの各設定については、以下のセクションで説明します。
[オプション]→[作業環境]で多くの設定をカスタマイズした場合、作業を開始するときに個人的な作業環境がすぐに使えるように、その設定を他のプロジェクトで今後使用するために保存しておくと役に立ちます。
個別の設定は、6つの設定に分割されるため、設定の保存は設定レベルで行われます。作業環境設定はコンピュータのローカルフォルダに保存されます(プロジェクトファイルと一緒に保存されるのではありません)。設定ファイルのいずれかまたは全てを保存、インポート、およびエクスポートすることができます。
詳細は「作業環境の設定」を参照してください。
また、いくつかの設定を1つのプロファイルにまとめて、そのプロファイルを独自の名前で保存することもできます。プロファイル自体には設定は含まれません。プロファイルは設定の集合体です。選択したフォルダに対してプロファイルのエクスポート/インポートを行うには、[オプション]→[作業環境]→[作業環境プロファイル]を使用します。
詳細は「作業環境プロファイル」を参照してください。
ARCHICADは、設定およびプロファイルを保存しなくても問題なく使用することができます。したがって、作業時に設定を調整するだけでも何の問題もありません。ただし、指定された設定に従って設定を保存し、設定をプロファイルに結合するオプションは、カスタマイズした複数の設定を使い分ける必要のある、CAD管理者やチームでの作業、個人ユーザーにとっては役に立ちます。
CAD管理者は、カスタムの作業環境プロファイルを作成して、複数のワークステーションにARCHICADプログラムをインストールするときにデフォルトとして使用できます。
詳細は、「BIMマネージャ向けのネットワークインストール」を参照してください。