使用方法 3:双方向の自由形状モデリング

ARCHICAD

ARCHICADプロジェクト内にCINEMA 4Dの自由形状が必要になった場合、あるいはCINEMA 4Dを使用して既存ARCHICAD要素を修正したい場合、以下の作業を行います:

新しいCINEMA 4Dオブジェクトを作成するには、3Dウィンドウで作業中に、[ファイル]→[相互運用性]→[CINEMA 4D]→[新しい要素をCINEMA 4Dで作成]コマンドを使用します。

要素を編集するには、3Dウィンドウで要素を選択し、[選択した要素をCINEMA 4Dで編集]コマンドを使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/cinema-4d/c4dinstall_addonguide/Page_05_Image_0001.png 

デフォルトでは、コマンドは[相互運用性]メニューの最下部にありますが、作業環境でカスタマイズもできます。

どの場合でも、ARCHICAD上からCINEMA 4Dが起動され、3Dウィンドウの内容が変換されます。変換後、ARCHICADは[同期]モードに切り替わります。このモード中は、ARCHICADで作業することはできず、CINEMA 4Dでの作業のみが行えます。

注記: 最初の起動の際、CINEMA 4Dを手動で指定してください。CINEMA 4Dの保存先がコンピューター上で変更された場合(アップグレードなど)、保存先を[ファイル]→[相互運用性]→[CINEMA 4D]→[CINEMA 4D環境設定を削除]で再設定できます。

CINEMA 4D編集を中止する場合、同期ダイアログの[CINEMA 4Dへの接続を解除]ボタンを押します。この場合、CINEMA 4Dからモデルを変換することはできません。

重要:ARCHICADとは別個にCINEMA 4Dを起動する場合、[ARCHICADへ再変換]コマンドは使用しないでください。変換は以下の場合にのみ使用できます:

ARCHICADからCINEMA 4Dを起動した

ARCHICADは[同期]モードになっている

接続を復帰するには、以下の操作を行います:

1.CINEMA 4D ExchangeでシーンをCINEMA 4D Exchangeファイルとして保存します。

2.ARCHICADに切り替えて、3Dウィンドウを開き、[CINEMA 4Dで新規オブジェクトを作成]コマンドを使用してCINEMA 4Dとの接続を行います。

3.CINEMA 4Dで、保存したCINEMA 4Dファイルをマージします。

CINEMA 4D

ARCHICADの3Dウィンドウの内容全体をCINEMA 4Dが受信します。

編集する要素として選択されていない要素は、[ARCHICAD環境]レイヤー上の[ARCHICAD環境]オブジェクトグループに属します。このグループの要素は、CINEMA 4Dでは半透明になります。これにより、デザインを正しく配置することができます。この要素への編集はARCHICAD上のデータには影響せず、ARCHICADに戻っても変更が反映されません。この要素を編集したい場合、ARCHICADに戻り、3Dウィンドウで要素を選択して、[CINEMA 4Dで選択要素を編集]コマンドを使用してください。

ARCHICADで[CINEMA 4Dで選択要素を編集]を使用した場合、選択した要素はARCHICAD環境グループ外にリストされ、自由に編集できるようになります。オブジェクトは現在のCINEMA 4D Exchangeのエクスポート設定に基づいて階層的に整理されます (詳細は “CINEMA 4D Exchangeエクスポート/インポート設定” をご覧ください)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/cinema-4d/c4dinstall_addonguide/Page_07_Image_0001.png 

CINEMA 4Dデザインが完了後、[ファイル]→[ARCHICADへ送る]コマンドを使用して、エディタウィンドウからこの情報を送信してARCHICADに戻すことができます。[ARCHICADへ送る]では、ARCHICADへモデルを再変換し、CINEMA 4Dは次の編集用に開いたままになります。

CINEMA 4Dで新規要素を作成した場合、ARCHICADはCINEMA 4D上と同じ場所に新規オブジェクトを自動的に配置します。

CINEMA 4Dで選択した要素を編集した場合、元の要素は新しい形状に置き換わります。

CINEMA 4Dの材質および形状情報は再変換されたGDLオブジェクトに保存され、オブジェクトを再度編集する際に使用できますが、ARCHICAD環境の内容は出力のたびに新しく生成されます。

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