壁の開口部の移動

[移動]、[回転]、[ミラー]、および[高度変更]コマンドを使用して、壁開口(ドアと窓)を移動します。操作は全て、傾斜および直線壁の場合のみ、平面図、断面/立面/展開ウィンドウ、および3Dウィンドウで使用できます。

ドア/窓をホットスポットで移動する必要はありません。窓/ドアを選択し、[移動]または[連続コピー]コマンドを選択した後、ビューの任意の場所でクリックして、操作のベクトルの開始点と終了点を定義します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/DragWindowFreely.png 

窓/ドアは、他の要素タイプと共に1回の手順で移動/コピーできます。次の画像では、柱が移動されています。このとき、移動ベクトルの成分に等しい距離だけ、柱と共に選択した窓も壁内で移動されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/DragWindowsDoorsColumns.png 

窓/ドアは、複数の壁要素にわたって移動できます。1つの壁の窓を別の壁要素に移動またはコピーできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/DragWindowsInSectionToOtherWall.png 

複数要素間の開口部の移動は、関連する壁要素の基準線側壁面が全て同一平面上にある場合だけ有効です。2つの垂直壁が関与する場合、その基準線を単一の垂直面上に配置する必要があります。傾斜壁の場合、その基準壁側面を単一の傾斜面内に配置する必要があります。ただし、この壁の厚さおよび他の属性は同一である必要はありません。さらに、関連する壁は相互に接する必要さえありません。

また、矩形選択で壁をストレッチするときは、矩形に含まれる窓/ドアも移動/コピーされるため、壁の終端に対する相対位置は保持されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/DragWindowWithMarquee.png 

窓とドアの回転

ドアと窓を回転させるには、開口部を選択して[回転]コマンドをクリックします([編集]メニューまたはペットパレットを使用)。選択した開口部は180度回転します(ベクトルを描画する必要はありません)。開口部はいくつでも同時に回転できます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/38_1.PNG     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/38_2.PNG

注記:回転したテキストブロック、ラベル、寸法および塗りつぶしポリゴン領域ラベルは、常に図面の下および右側から読むことができます。

窓とドアのミラー

ドアまたは窓をミラーするには、開口部を選択して、[ミラー]コマンドをクリックします([編集]メニュー、ペットパレット、またはCtrl+Mを使用)。鉛筆の形のカーソルが表示されます。壁の辺または壁の外側のいずれかをクリックします。ドア/窓は、クリックした軸を中心に(開口方向を横方向に反転して)ミラーされます。開口部が入力されている壁の外側をクリックすると、クリックした点で壁に対して垂直な直線がミラー軸として定義されます (壁が台形の場合、ミラー軸は回転軸に対して垂直となります)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/38_6.PNG     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/040_elementsvb/38_7.PNG

ミラーにより、壁の端を完全に越える開口を作成できます。ミラー後は、元の壁と同じ平面図で作成した開口を選択および移動できます。

ドアと窓のストレッチ

オブジェクトのストレッチ」を参照してください。