注記: ARCHICAD 23 レギュラー版のみ
これらの設定は、CineRenderエンジンの[レンダリングの設定]の詳細ビューで[物理的レンダーを使用]をオンにした場合に使用できます。
これはターボブースターのような設定です。
以下のオプションを使用できます。
•[(レガシー)]:ARCHICAD 20よりも前のバージョンで使用できるレンダリングエンジンです。必要なメモリの量は最も少なくなります。
•[Embree(Turboboost)]:最も高速なEmbreeエンジンです。必要なメモリの量は最も多くなります。
•[Embree]:[Embree(Turboboost)]よりも少しだけ低速になりますが、必要なメモリの量は少なくなります。
大部分のレンダリング結果は同じですが、レンダリングの不正確さにおいて各レンダリングエンジン間で軽微な差が生じることがあります。
EmbreeはIntelが開発した技術であり、レンダリングソフトウェアに対応しています。Embreeは最新世代のプロセッサで動作します(SSE3を処理できます)。
Embreeオプションのレンダリングは(レガシー)よりも高速であり、品質の低下がありません。
この新しい技術のメリットを活用できるのは、多数のポリゴン/オブジェクト、屈折が多いガラス、エリアシャドウ、アンビエントオクルージョン(キャッシュなし)を使用するプロジェクトです。複雑なテクスチャやぼけた鏡面反射効果には、ほとんど効果がありません。
簡易プレビュー
[簡易プレビュー]を有効にすると、画像全体の非常に粗いプレビューが迅速に作成され、画像のレンダリングが進行すると徐々にプレビューが置換されます。
正確な照明を使用して画像のプレビューをすばやく確認できるため、レンダリングを続行するかどうかを適切に判断できます。
複雑なテクスチャでは、複雑さに応じて簡易プレビュー機能が低速になります。
高速プレビューにより、最終的なレンダリング結果を大まかに確認できます。