マテリアルマッピングの精度を上げるには、要素プロパティを使用

単一のARCHICADビルディングマテリアルを複数のSAFマテリアルにマッピングすることが必要な場合があります。構造解析アプリケーションでは、同じマテリアルタイプに対してさまざまな強度グレードが使用される場合があります(コンクリート - C20/25、C30/37、など)。

1.[マッピングの精度を上げるには、要素プロパティを使用します]のボックスをオンにしてこれを含めます。

2.[プロパティを選択]ポップアップが使用可能になります。ビルディングマテリアルを区別するための単一のARCHICADプロパティを選択します(ここでは[強度グレード])。

注記:このポップアップには、ARCHICADプロジェクトの全てのプロパティが含まれます。プロパティおよびプロパティグループを作成または管理するには、「プロパティマネージャー」を参照してください。

例えば、このARCHICADモデルの[鉄鋼材]ビルディングマテリアルでは、3つの異なる強度グレード値(S 275、S 355、未定義)を反映するために、3種類のSAFマッピング定義が必要です。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/082_structuralanalysisformat/SAFbyProperty.png 

3.[値]列がマッピングルールに追加されています。[値]フィールドをクリックして、関連データを入力します(例:鉄鋼材ビルディングマテリアルの場合はS 275またはS 355)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/082_structuralanalysisformat/SAF_BMValues.png 

重要な注記:

指定されたARCHICADモデルで、SAFマテリアルマッピングの値として使用できるのは1つの要素プロパティのみです。

SAFマテリアルマッピングには文字列タイプの要素プロパティのみを使用できます。

プロパティ値でマッピングするには、これらの値をビルディングマテリアルではなく、ARCHICAD要素に割り当てる必要があります(梁や柱の設定など)。

例:さまざまな強度グレードのプロパティ値を含むビルディングマテリアル

このモデルでは、複数のARCHICAD要素が鉄鋼材ビルディングマテリアルを使用していますが、要素設定の[分類とプロパティ]パネルの[強度グレード]プロパティに、さまざまな値が割り当てられています。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/082_structuralanalysisformat/StrengthGradeProp.png 

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/082_structuralanalysisformat/ColumnsStrengthGrades.png