構造解析モデルで1D部材として生成される場合:
複数の断面を含む梁または柱では、単一の置換断面形状を使用します。
1D部材を解析プログラムにエクスポートするとき、この置換断面形状のデータが使用されます。要素の置換断面形状は、ARCHICADの物理モデルには反映されません。
なぜ置換断面形状が必要なのか?
以下に示す一部の柱または梁要素では、複数の断面または複数のビルディングマテリアルを使用することができます。
•複数セグメントの梁または柱
•テーパー梁または柱
•両端の断面形状の形状変更が異なる単一の断面形状
複数セグメントの梁
ただし構造解析モデルでは、この柱または梁が生成するのは、単一の構造体断面形状(ユーザーが定義)を含む単一の1D部材のみです。
単一の構造体断面形状を含む複数セグメントの梁の1D部材
複数の断面を含む1D要素ごとに、要素の設定ダイアログボックスで置換断面形状を指定する必要があります。
置換断面形状を選択
1.梁または柱設定の[構造解析モデル]パネルに移動します。
2.前述のように要素が複数の断面を含む場合、プレビューウィンドウで[置換断面形状]ポップアップを使用できます。
3.要素の躯体の構造(矩形、円形、または断面形状)をクリックして選択します。
断面形状構造の場合:
–ポップアップを使用して断面形状を選択し、編集可能なパラメータ(該当する場合)を設定します。ポップアップには、以下の断面形状が含まれます。
-柱または梁に使用できる(適用可能)
-少なくとも1つの躯体構成要素が含まれる
断面形状、使用可能性、および編集可能な形状変更は、[オプション]→[属性設定]→[断面形状マネージャ]で定義します。
矩形または円形構造の場合:
–ポップアップを使用してビルディングマテリアルとその寸法を選択します。
4.SAF形式にエクスポートする場合、1D部材ではこの置換断面形状に対応するデータと寸法が使用されます。
置換断面形状は、ARCHICADの物理モデルには反映されません。
[構造解析モデル]ツールバーの[躯体の断面形状を表示]をオンにすると、構造解析モデルでの表示を確認することができます。