線ツールの設定

線は、ARCHICADの最も単純な作図要素です。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//Line_Tool.png 

線の詳細は、「」を参照してください。

ツールボックスの全てのツールに共通の一般的な設定については、「ツール設定ダイアログボックス内での作業」を参照してください。

[線ツールの統一設定]チェックボックスを使用して、このダイアログボックスで行った設定を全ての線種(直線、円弧/円、スプライン、ポリライン)ツールに適用できます。

4つの線種ツール(線、円弧、ポリライン、スプライン)のお気に入りをその他のどの線種要素にも適用できます。

線の[一般設定]パネル

この[一般設定]パネルは、直線、円弧/円、ポリライン、およびスプラインツールのそれと類似しています。

ポップアップ選択パレットから、線種を選択します。

線/円弧/ポリライン/スプラインのペン番号(1~255)を入力します。

ペンカラー選択パレットで線/円弧/ポリライン/スプラインのカラーをクリックします。

[ゾーン境界]ボックスを選択して、ゾーンツールの自動認識方法を使用するときにゾーンを線で区切れるようにします。

ゾーンの自動認識組み立て」を参照してください。

矢印アイコンを使用すると、矢印なしの線、あるいは始点、終点、または両端に矢印の付いた線を選択できます。

矢印マーカーの高さの値を入力します。

矢印マーカー用のペンカラー番号(1~255)を入力します。

矢印マーカーのペンカラー選択パレットをクリックします。

矢印のポップアップをクリックして、マーカータイプを選択します。

一番右側の矢印タイプは、両端に矢印を持つ二重線からなる特殊なタイプです。これを使用すると、2本の線の間の見えない中心線にカーソルがスナップされます。

矢印を持つ開いた要素の作成を開始し、作成中または編集中に、要素を閉じることにした場合、矢印は消えます。

閉じた要素を開いた要素に後から変更する場合(例えば、円を円弧に変更)、その要素を選択し、設定ボックスを開いて、それに矢印を追加できます。

線の[プロパティ]パネル

線の[プロパティ]パネルは、直線、円弧/円、ポリライン、およびスプラインツールのそれと同一です。

[線のカテゴリ]:カテゴリを選択した線に割り当てます。線のカテゴリを使用すると、モデル表示オプションを微調整したり、カテゴリに依存する線の設定をエクスポートしたりできます。

ARCHICADには、3つの線のカテゴリがあります。

[作図線]:単純な2D作図線。線ツールを使用して描画される線は、デフォルトでこのカテゴリになります。

[切断線]:3D要素の切断面の輪郭線。

注記:[表示]→[表示オプション]で[断面線のみ太線]を有効にして、切断線を太字で表示できます。

[仕上げ分離線]:複合構造(壁、柱、スラブ、および屋根)の塗りつぶしを区切る線。

線のカテゴリは、例えば、複合構造が構成要素の線や塗りつぶしに分解されている場合などに役立ちます。線ツールの[プロパティ]パネルでは、デフォルトでは輪郭線は全て「切断線」カテゴリになり、仕上げ分離線は全て「仕上げ分離線」カテゴリになります。

その他の線は全てデフォルトで作図カテゴリになります。ただし、詳細図/ワークシート、パッチ、または断面/立面/展開図ウィンドウで線を手書きする場合には、平面図内での機能に基づいて、この線にカテゴリを割り当てられます。このように、モデル表示オプションを割り当てる場合、手書き線は切断線または仕上げ分離線とみなせます。

線のカテゴリの割り当ては、ファイルをDXF/DWG形式で保存する場合にも役立ちます。[DXF/DWG変換設定]ダイアログボックスを使用すると、仕上げ分離線のエクスポートが可能な別のレイヤーを定義できます。