階段ツールの編集モード

階段ツールの編集モードを使用すると、1つまたは複数の階段構成要素(踏面、蹴上、構造)にアクセスして編集できます。

注記:編集モードに関係なく、階段の基準線および境界を編集できます。

平面図、立面図、断面図、および3Dウィンドウから編集モードを開始します。ビューを切り替えても編集モードを続行できます。

(カーテンウォールの編集モードとは異なり)階段の編集モードでは、踏面、蹴上、構造を新たに追加することはできません。グラフィカルに、または構成要素の設定ダイアログから、既存の要素の編集のみを実行できます。

例外:編集モードで、基準線のペットパレットから[階段を継続]を使用すると、階段を拡張することができます。

編集モードを開始する

編集モードを開始するには、任意のモデルウィンドウで階段を選択してから、以下のいずれかの操作を実行します。

選択時に、表示される[編集]ボタンをクリックします。

[デザイン]→[階段の編集モードを開始]を使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/EnterEditModeStair.png 

編集モードを終了

以下のいずれかを実行します。

(何も選択していない状態で)ESCキーを押します。

表示パレットから[編集モードを終了]をクリックします(下記を参照)。

[デザイン]→[編集モードを終了]を使用します。

編集モード表示パレット

編集モードでは、独自の表示パレットを使用できますが、操作中のウィンドウ(2D、3D、断面/立面)に応じてパレットの内容は異なります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/DisplayMode2DStair.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/DisplayMode3DStair.png

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/EditModeElevation.png 

編集モード表示パレット

必要に応じて、[編集モード表示]パレットを使用して、階段構成要素の表示/非表示を切り替えることができます(目玉アイコンをクリックして、構成要素の表示/非表示を切り替えます)。これは編集操作の途中でも実行できます。

表示パレットで構成要素(「踏面」など)を右クリックすると、その構成要素が表示され、その他は非表示になります。

スキーム表示および シンボル表示(2D編集モード)

階段ツール編集モードの2Dビューには、編集作業を最適化するための以下の2つの階段表示オプションがあります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/Schematic2D.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/Symbol2D.png

[スキーム]:簡略化された3D透過材質として階段を表示します。このモードでは、構造、踏面、蹴上を選択できます(Tabキーを使用すると、複数の要素が順番に強調表示されます)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/SchematicEdit.png 

[シンボル]:階段の2Dシンボル要素(動線など)にアクセスできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/EditModeWalkingLine.png  https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/EditBreakMark.png

シンボル表示を使用して、動線または破断線を編集します

関連トピック

階段シンボル構成要素をグラフィカルに編集する

動線記号:位置と表示の設定

階段の構成要素を選択して編集する

編集モードでは、踏面、蹴上、または構造構成要素を選択して、グラフィカルに編集し、その設定にアクセスできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/Select1Tread.png     https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/Select1Tread3D.png

要素の情報タグを使用して、必要な構成要素を選択します。複数の要素が重なり合っている場合は、Tabキーを使用して要素を順番に表示して選択します。

選択した構成要素の設定には、情報ボックス(設定をクリック)およびコンテキストメニューからアクセスできます。

注記:カーテンウォール編集モードとは異なり、階段編集モードから階段ツールボックスを利用することはできません。これは、階段編集モードでは新規の階段構成要素を作成できないためです。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/ComponentSettings.png 

3D編集モードで構造構成要素を選択する場合は、必要に応じて、階段の「下」に移動するか、踏面/蹴上の表示をオフにしてください。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/StructureEditMode.png   https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/StructureEditModeSettings.png

踏面および蹴上の複数選択

編集モードで単一の踏面または蹴上を選択した場合、「一括選択」ショートカットが表示され、複数の踏面または蹴上を選択できます。

いずれかの「一括選択」ショートカットをクリックすると、選択している1つまたは複数の踏面/蹴上に加え、次のいずれかをさらに選択できます。

上部の全ての踏面/蹴上

下部の全ての踏面/蹴上

上部と下部の全ての踏面/蹴上

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/AllTreadsAbove.png   https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/AllTreadsBelow.png   https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/AllTreads.png

2D編集モードでは、蹴上は単一の直線として表示されます (蹴上の直線をクリックしづらい場合は、カーソルを合わせてTabキーを使用します)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/RiserLine.png 

2D編集モードで選択した蹴上(直線)

環境の表示/非表示を切り替える

この表示パレットでは、「環境」は建物モデルの残りの部分を指し、編集を行いやすくするために、必要に応じて表示を切り替えます。環境のモデル要素は[選択済み]タグによって淡色表示で識別されますが、階段編集モードで編集できるのは、編集モードを開始するときに選択した階段の構成要素のみです。

注記:環境として表示されるこのモデル要素の辺を識別しにくい場合は、[表示]→[3D表示設定]→[3Dスタイル]にある[輪郭の有無]ボックスをオンにしてみてください。

編集モードから階段設定にアクセスする

編集モードを終了せずにシステムレベル設定を編集するには、表示パレットの下部にある[階段設定]をクリックします。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/040_elementsvb/DisplayPaletteStair.png