DXF/DWGファイルを結合

DXFおよびDWG形式のファイルを現在開いているARCHICADプロジェクトに結合できます。[ファイル]→[相互運用性]→[結合]を使用して、結合するDXF/DWGファイルを選択します。

[DXF/DWGを結合]ダイアログボックスが表示されます。モデルスペースの内容を現在のビューに結合するか、ペーパースペースをプロジェクトのレイアウトブックに結合(追加)するかのオプションがあります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//MergeDXF.png 

詳細は、「DXF/DWGを結合」を参照してください。

双方向変換(特殊結合)

DXFまたはDWGファイルの保存元である同じARCHICADファイルにDXFまたはDWGファイルを結合し直す場合、特殊結合(双方向変換)を使用します。特殊結合を使用すると、損失や障害を最小限に抑えながら、ARCHICADとAutoCADで同じプロジェクトを同時に操作しその他の情報を交換することができます。

特殊結合では、以下の項目を扱うことができます。

ARCHICADまたはAutoCADで追加された新規要素

ARCHICADまたはAutoCADで作成され、別のアプリケーションまたは両方のアプリケーションで修正(ストレッチ、移動、回転、ミラー)された要素

ARCHICADまたはAutoCADで作成され、一方または両方のアプリケーションで削除された要素

AutoCAD(あるいはDXFまたはDWG形式を使って通信できる他のCADプログラム)を使用して連携した作業を行う場合、過程は次のようになります。

1.詳細を追加する協力者に全体的なレイアウトを提示できるところまで、プラン全体の設計作業を行います(この時点では、自分の担当部分を完全に終了している必要はありません)。

2.次に、結合を準備するために、ARCHICAD特定の情報と共に、協力者用のDXF/DWGファイルを保存します。DXFまたはDWGファイルを保存したARCHICADファイルに、再度ファイルを結合できます。

[ファイル]→[名前を付けて保存]を使用して、[設定]ボタンをクリックし、[DXF-DWG変換設定]ダイアログボックスを開きます。

[設定]パネルで、[平面図の保存]オプションの[特殊結合のためにファイルを準備]を使用します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//PrepareSmartMerge.png 

注記:まず、結合過程に必要な情報が含まれるようにARCHICADプロジェクトを保存(PLNを保存)する必要があります。DWG/DXFファイルに結合情報がないと、AutoCADネイティブの単純なデータしか再構築できず、ARCHICADのモデル要素を再構築できません。先にARCHICADファイルを保存しなかった場合、このオプションはグレー表示されます。

詳細は、「DXF-DWG変換設定」→「保存オプション(DXF-DWG変換設定)」→「平面図の保存」を参照してください。

3.設計者は元のプランで作業を続け、協力者はDXF/DWGファイルで作業を行います。つまり、設計詳細を仕上げている間に、協力者は別の詳細(電気、配管など)を追加します。しかし、設計者が作成した内容を協力者が変更する必要があることがあります。例えば、協力者は壁の移動やオブジェクトの複製といった変更を行うことがあります。

4.ここで、個別に追加した内容を一つにすることになります。[ファイル]→[相互運用性]→[結合]コマンドを有効にし、適切なDXF/DWGファイルを選択します。正しい方法(手順2)でARCHICADファイルをDXF/DWG形式として保存している場合は、[特殊結合オプション]を使用して、同じARCHICADファイルに結合できます。

[ファイル]→[相互運用性]→[結合]→[開く]を選択します。

[DXF/DWGを結合]ダイアログボックスから、[モデルスペースを現在のビューに結合]オプションを選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//MergeContent.png 

[DXF/DWGを結合]ダイアログボックスから、[結合オプション]を選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//MergeOptions.png 

[特殊結合オプション]ダイアログボックスが表示され、特殊結合の設定ファイルと変換設定のオプションを変更できます(必要な場合)。

注記:これらのオプションは、[ファイル]→[相互運用性]→[DXF-DWG]→[特殊結合オプション]で事前に設定することもできます。

特殊結合オプション」を参照してください。

5.必要な回数だけ手順2から繰り返します。

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