場所の設定

[場所の設定]は以下にあります。

[オプション]→[プロジェクト設定]→[場所の設定]メニュー

ナビゲータのプロジェクト名のコンテキストメニュー

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/020_configuration/LocationSettingsNav.png 

[場所の設定]には次の3つのパネルがあります。

プロジェクトの場所

測点パネル

プロジェクトの北

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/020_configuration/LocationSettings.png 

プロジェクトの場所

[プロジェクト名]と[敷地の住所]は[プロジェクト情報]ダイアログボックスから取得されます。

[プロジェクトの場所]ダイアログボックスを開いて[編集]をクリックすると、これらのデータを編集できます。

プロジェクト情報」を参照してください。

プロジェクトの場所の[緯度]と[経度]を入力します。

エネルギー評価のためなどに場所の精度をより高める場合は、精細な緯度/経度を特定してプロジェクトの場所に入力することができます。

ポップアップをクリックして北緯と南緯、東経と西経を切り替えます。

フライアウトメニューから、使用する計測単位を選択します。

タイムゾーン

対応するタイムゾーンの名前とともにUTC(協定世界時)からのプラスマイナスでプロジェクトの場所のタイムゾーンを選択します。

高度

目的の単位でプロジェクトの場所の高度を入力します。

高度は、[オプション]→[プロジェクト設定]→[基準レベル]の海抜の基準レベルとして使用されます。

高度データは、プロジェクトをSketchUpおよびGoogle Earth形式にエクスポートするときに使用されます。

SketchUp(.skp)」および「Google Earth(.kmz)」を参照してください。

事前定義の都市名を場所データとして使用

場所データをすばやく入力する方法として、事前定義の都市名を選択できます。地球のアイコンをクリックして [都市]を開きます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/020_configuration/Cities.png 

注記:事前定義の都市名のリストと関連するデータを編集するには、[オプション]→[属性設定]→[属性マネージャー]を選択します。

属性マネージャー」を参照してください。

都市を選択すると以下の効果があります。

[緯度]、[経度]、[タイムゾーン]フィールドが入力される

[3D投影の設定]と[カメラ]で[太陽の位置]が更新される

太陽の位置」も参照してください。

注記:場所の精度をより高めるためには、事前定義の都市名を使用するより、プロジェクトの場所に精細な緯度/経度データを指定することをお勧めします。

Googleマップを使用して場所データを表示および照会

インターネットに接続している場合は、[Googleマップで表示]をクリックすると緯度/経度データで定義したプロジェクトの場所を表示することができます。

Googleマップを使用して精細な場所データを照会するには、目的の場所を拡大します。右クリックしてコンテキストメニューを開き、[この場所について]を選択すると 緯度/経度データが表示されます(必要に応じてコピーします)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/020_configuration/GoogleLocation.png 

場所の設定のインポート/エクスポート(XML、SketchUp、Google Earth)

[インポート]および[エクスポート]ボタンを使用して、[場所の設定]データをXML、Google Earth(.kmz)またはSketchUp(.skp)形式で転送することができます。

この3つの形式は全て、ARCHICADプロジェクト間で情報を転送するために使用できます。Google EarthおよびSketchUp形式では、ARCHICADモデルをSketchUpおよびGoogle Earthモデルに合わせて調整することも可能です。

XML形式では、経度と緯度、角度表示形式、タイムゾーン、高度と高度の単位、北の方向および表示形式を保存し、読み取ります。

Google Earth(.kmz)形式では、経度、緯度、高度を1つの場所マークとして保存します。インポート機能も1つの場所マークを含む.kmzファイルから経度と緯度のデータを読み取ります。(相対または固定ではなく)絶対モードで表現されている場合は、高度もインポートされます。

SketchUp(.skp)形式は、経度、緯度、高度、北の方向およびタイムゾーンをエクスポートおよびインポートします。敷地の住所の市区町村と国データはエクスポートされますが、インポートはされません。

SketchUpの詳細情報:

インポート:「SketchUp(.skp)」を参照してください。

結合:「SketchUp(.skp)ファイルの結合」を参照してください。

エクスポート:「SketchUp(.skp)」を参照してください。

Google Earthの詳細情報:

インポート:「Google Earth(.kmz)」を参照してください。

結合:「Google Earth(.kmz)ファイルの結合」を参照してください。

エクスポート:「Google Earth(.kmz)」を参照してください。

測点パネル

プロジェクトの測点に使用するシンボルタイプを選択します。

位置データとジオリファレンスデータを設定します。

測量点」を参照してください。

プロジェクトの北

プロジェクトの北を定義します([場所の設定]ダイアログ)。

ここに方位(コンパス)角度の値を入力するか、コンパスポインタをドラッグします。

ポップアップからプロジェクトの北の表示単位を選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/020_configuration/ProjectNorthUnits.png 

注記:単位の精度は、[オプション]→[作業単位]の角度の単位の精度に依存します。

プロジェクトの北を設定(グラフィックで)

[プロジェクトの北を設定]コマンドは以下の場所から使用できます。

[オプション]→[プロジェクト設定]→[プロジェクトの北を設定]

[標準]ツールバー([測点]メニュー)

ナビゲータのプロジェクト名のコンテキストメニュー

平面図または3Dウィンドウの場合:

1.クリックして[プロジェクトの北]アイコンを表示します。

2.ポインタを移動してプロジェクトの北を設定します。

これに応じて測量点の方位角座標が調整されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/020_configuration/ProjectNorthGraphic.png 

[プロジェクトの北]の値は、以下のように反映されます。

エネルギー評価機能の計算で使用されます。

展開図マーカーの一部に、[プロジェクトの北]の値を表示するテキストが含まれます。

ARCHICADライブラリの北記号オブジェクトをプロジェクトに配置すると、プロジェクトの北の値を反映します (オブジェクトの設定の[プロジェクト北に追従]ボックスをクリックする必要があります)。

トラバース測量を使用する場合([オプション]→[プロジェクト設定]→[作業単位])、座標ボックスおよび座標情報の北はここで設定した北と同じになります。

プロジェクトの北(東が0.00度)に対して太陽の方位が計算されます。

太陽の位置は[3D投影の設定]で設定します。「太陽の位置」を参照してください。