展開図ツールの設定

ツールボックスの全てのツールに共通の一般的な設定については、「ツール設定ダイアログボックス内での作業」を参照してください。

詳細は、「展開図」を参照してください。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/150_userinterfacetoolsettings/InteriorElevationTool.png 

展開図の[一般]パネル

このパネルの設定は、選択した展開図が展開図グループ全体であるか、ビューポイントの1つであるかによって異なります。何も選択していなければ、デフォルト設定は展開図グループの設定になります。

展開図グループの場合:

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/150_userinterfacetoolsettings/IEGroupID.png 

[参照ID]:必要に応じて、カスタマイズしたIDを入力するか、[自動テキスト]ボタンをクリックすると、IDの一部として自動テキストの参照を選択できます。

[名前]:必要に応じて、カスタマイズした名前を入力するか、[自動テキスト]ボタンをクリックすると、名前の一部として自動テキストの参照を選択できます。

展開ビューポイントの場合:

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/150_userinterfacetoolsettings/IEIndiv.png 

[参照ID/名前]:親展開図グループの設定で定義したIDまたは名前を継承するには、[展開図グループ]のポップアップをそのままにします。

親展開図グループの[ID/名前]の設定で定義した自動テキストは全て、グループ内の各ビューポイントで個別に解釈されます。

このビューポイントに別のID/名前を入力するには、このポップアップを[カスタム]に切り替えてテキストを入力してください。

[マーカー参照先]:展開図マーカーに情報を表示する項目を選択します。

展開図のビューポイント、ナビゲータのプロジェクト一覧の位置で識別

または

展開図ビューポイントの最初に配置した図面、レイアウト階層の位置で識別

[参照先]:選択した参照項目のパス(ナビゲータ階層での位置)が表示されます。

マーカー参照を再定義するには、ポップアップの選択項目から選択します(ビューポイントまたはビューポイントの最初に配置された図面のいずれか)。

展開図の状態

オプションを選択して、立面と平面図間のリンクの状態を定義します。

[自動再構築モデル]:自動再構築ステータスの展開図は、平面図が変更されると、開くたびまたは画面の前面に表示されるたびに自動的に再構築されます。

[手動再構築モデル]:手動再構築ステータスの展開図は、自動的には再構築されません。[表示]メニューの[立面を再構築]/[モデルから再構築]コマンドを使用した場合だけ、モデルから再構築できます。

[図面]:展開図の状態では、平面図と連動していない2D図面要素に分解され、モデルからは自動的に再構築されません。ただし、モデルに加えられた最新の変更を反映するために、図面は更新できます。

表示フロア

このポップアップリストでは、展開図マーカーおよび展開線を表示するフロアを選択できます。

[垂直範囲]の下で[無限]ラジオボタンを選択している場合は、全てのフロアまたは特定のカスタムフロアを選択します(ポップアップリストに示されるフロアを選択するか、[フロアを参照]を選択し、プロジェクトの別のフロアを選択します)。

[垂直範囲]の[有限]ラジオボタンを選択し、高さの値を入力した場合、次の2つの追加オプションが有効になります。
[完全に範囲内]:立面図マーカーおよび立面線は、高さの値フィールドで定義した垂直範囲に完全に含まれる全てのフロアに表示されます。
[一部範囲内]:立面図マーカーは、高さの値フィールドで定義した垂直範囲に少なくとも一部が含まれる全てのフロアに表示されます。

水平範囲

水平範囲は無限または有限にできます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/150_userinterfacetoolsettings/HorizontalRange.png 

デフォルトでは有限が選択されています。この場合、展開図ビューは部屋境界線まで水平に拡張されます。

部屋境界が壁の場合は、ビューが壁の奥行きまで拡張されます。

水平範囲を調整するには、部屋境界線を選択し、ペットパレットのコマンドを使用して拡大または縮小します。この辺の拡大/縮小は、ポリラインの編集時と同じように、隣接する辺に適宜影響を与えます。

水平範囲の無限では、展開図ビューポイントがモデルの全ての表示部分まで水平に拡張されます。

注記:展開図での要素の表示設定は、ARCHICAD 18から変更されました。以前のバージョンでは、ビューポイントで表示されるかどうかは要素の境界線で決まっていました。旧バージョンのロジックを使用するには、[プロジェクト設定]→[レガシー]で[無限の水平範囲の展開図を作成するときには、レガシーオプションを使用]チェックボックスをオンにします (「レガシー設定」を参照)。

拘束部分を追加(展開図のデフォルト設定)

接続された、囲まれた領域を展開図ビューポイントに含めるには、[拘束部分を追加]を選択します。このチェックボックスは、次の場合に使用することができます。

[展開図のデフォルト設定]内(この設定は展開図を配置する前に行う必要があります。すでに配置された展開図では、このコントロールを設定することができません。)

水平範囲に[有限]オプションをチェックしている場合

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/150_userinterfacetoolsettings/AddBoundedBox.png 

垂直範囲

垂直範囲は、展開図ウィンドウに含まれる平面図の立面の高さを定義します。

[無限]:立面にプロジェクトの高さ全体が含まれます。

[有限]:立面が制限された垂直範囲のみ表示されます。このボタンをクリックした場合は、展開図の上部および下部限界の高度を入力してください。入力された限界の上下の要素は、展開図では表示されません。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-25/150_userinterfacetoolsettings/IEVertRange.png 

ポップアップを使用し、この垂直範囲をGLまたは特定のカスタムフロアのどちらから測定すべきかを定義します。または、ポップアップリストに示されるフロアを選択するか、[フロアを参照]からプロジェクトの別のフロアを選択します。

[ゾーンを認識して適合]:展開図は、展開ビューポイントの垂直範囲としてゾーン高さを使用します(展開図の範囲にあるゾーンを全て検出する場合)。

このゾーンの計算でソリッド編集を考慮する場合、[ソリッド編集を考慮]ボックスもチェックする必要があります。

展開図のモデル外観パネル

ビューでの切断および投影要素の表示を定義するには、[展開図設定]の[モデル表示]コントロールを使用します。

このオプションは、[断面図設定]の[モデル表示]パネルとほぼ同じです。

展開図には、[遠くの要素のフェード]表示オプションはありません。

モデル外観(断面図タイプのビュー)」を参照してください。

ビューを遮る壁を排除

間にある壁を展開図ビューポイントに表示しない場合は、このボックスをオンにします。

展開図の[マーカー]パネル

[マーカー配置]:展開図ビューポイントのグループを作成する場合は、このコントロールを使用します。このオプションのどれか1つを選択します。

[各展開図に個別]:グループで作成するビューポイントと同数のマーカーを配置します。

[展開図グループ共通の単一マーカー]:ビューポイントのグループ全体に1つのマーカーを配置します。

[マーカータイプを選択]ポップアップ:このリストからパラメトリックマーカーを選択します。

選択したマーカーの2Dシンボルがプレビューウィンドウに表示されます。

マーカーのサイズとペンカラーを定義します。

[統一マーカーペン]:このボックスをチェックすると、別の場所でこのマーカーに設定されたカスタムカラーに関係なく、マーカーシンボルの全ての部分にこのペンカラーが使用されます。