IFCプロジェクトマネージャー内の移動:属性とプロパティ

IFCプロジェクトマネージャーの右側には、ツリーで選択した任意のプロジェクト要素の使用可能なIFC属性、プロパティセットでグループ化されたプロパティ、分類参照が表示されます(複数選択した場合は、最後に選択した要素のIFCデータが表示されます)。

リストの上部には、選択した要素と編集可能な要素の数が表示されます。

IFCプロパティと属性値は、ARCHICADプロパティ、パラメータ、数量、およびライブラリ部品パラメータから、エクスポート用IFC変換設定で定義されたプロパティマッピングルールに基づいて自動的に設定されます。これらの値は、IFCプロジェクトマネージャーと要素設定に、鎖アイコンと一緒に表示されます(マップされていることを示します)。ただし、必要であれば、値は要素レベルで修正することができます。

IFCエクスポートのプロパティマッピング」を参照してください。

IFCプロジェクトマネージャーの属性とIFCプロパティの表示は、データのステータスを示します。

黒:カスタム値で上書き可能です。

赤の矢印:カスタム値に表示される赤の矢印をクリックすると、元の値に戻すことができます。

グレー:IFCプロジェクトマネージャーで修正することはできません。個々のARCHICAD値のソースでのみ修正できます。グレー表示のプロパティは、ARCHICADパラメータと1対1の対応関係を持つため、マップされますが、編集することはできません。

例:[リノベーションステータス](ARCHICADの[リノベーションステータス]と同一)、[LoadBearing](ARCHICADの[構造機能]と同一)、[IsExternal](ARCHICADの[位置カテゴリ]項目と同一)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//IFCBeamprops.png 

有効なプレビュー変換設定からのプロパティのみ表示

[有効なプレビュー変換設定からのプロパティのみ表示]トグルボタンを使用すると、以下のようにフィルタされます。

オンにした場合、プロジェクトで使用中の現在のデータのみが表示されます(つまり、プレビュー変換設定のプロパティマッピングプリセットに基づいた内容)。

オフにした場合、プロパティマッピングデータに加えて、ここや要素設定ダイアログボックスで作成された新規プロパティ、およびインポート処理中に追加されたカスタムデータが表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//FilterProjManager.png 

このボタンをオンにすると、プロパティマッピングが特定の標準やエクスポート要件(COBieなど)に対応している場合、プリセット定義データのみが表示されるため、IFCデータ間の移動を大幅に簡素化できます。このフィルタ処理を実行できない場合、IFCデータは膨大な数になり、移動操作が煩雑になります。

注記:エクスポートの場合、エクスポート用IFC変換設定では、エクスポート処理にIFCエクスポート用プロパティマッピングプリセットで設定されたデータのみを含めるか、または全てのIFCデータを含めるかを指定します。

IFCエクスポートのプロパティマッピング」を参照してください。

値をもつ項目のみ表示

このトグルボタンをオンにすると、値が割り当てられたデータのみが表示されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-22-reference-guide//ShowItemsValues.png 

注記:フィールドが空白でもチェックボックスがオンになっているプロパティは、 値が割り当てられたプロパティとして見なされます。