チームワークの確保の概要

注記: ARCHICAD 23 レギュラー版のみ

誰でも新しい要素やデータを作成できます。新しいものを作成する場合、確保は必要ありません。例えば、誰でもスラブを作成したり、新しいビューを保存したり、サーバーに送信したりできます。

しかし、要素、属性、その他のデータタイプを共有プロジェクトから修正したり削除したりするには、最初にその要素やデータタイプを確保する必要があります。ARCHICADでの作業中はいつでも確保を行うことができますが、オンラインである必要があります。

作成した新規要素は、自動的に確保されます。

要素またはプロジェクトデータを確保すると、確保したデータはサーバーに登録され、他の全てのユーザーは要素が確保されたことを伝えるフィードバックを受信します。確保から解放されるまで、他のユーザーは確保された要素を使用できません。

通常は、必要な場合にのみ要素を確保し、作業の完了時にこれを解放します。

オンラインである限り確保ステータスは常に最新に保たれます。確保データが現在のものか確認するためにデータを送受信する必要はありません。

チームワークでは以下を確保できます。

1.要素。既存要素を確保する方法は次の2つです。

選択による要素の確保(チームワーク)

条件別に要素を確保(チームワーク)

2.その他のプロジェクトデータ。属性や特定のナビゲータ項目など、要素ではない多くのARCHICADデータタイプを確保できます。

チームワークプロジェクトデータ(要素以外)を確保」を参照してください。

要素の自動確保

注記:BIMcloud Basicではご利用になれません。

可能な限り、既存の要素は、それらを選択して変更を開始すると自動的に確保されます。これが可能でない場合、– 1つ以上の選択された要素が他のユーザーによって確保されている場合や、未送信の変更内容を最初に受信する必要がある場合 – 何をすべきかを示す警告が表示されます。

自動確保機能は、[オプション]→[作業環境]→[データ保護/完全性]でデフォルトでオンになっています。自動確保によって作業が遅くなる場合は、この機能をオフにするよう求めるメッセージが表示されます。この場合、[チームワークパレット]の[確保]ボタンをクリックするか、コンテキストメニューから必要に応じて要素を確保することができます。

確保の条件

何らかを確保するには、次の条件を満たす必要があります。

1.オンラインである。

2.別のユーザーが要素やデータタイプを現在確保していない。

3.要素やデータタイプに対するアクセス権利が役割に含まれる。

4.マシン上でプロジェクトが更新済み状態になっている。

注記:クライアントマシンで最新になっていない要素を確保しようとすると、確保前に受信が必要であると警告されます。