ゾーンの作成

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ZoneTool00074.png 

 ゾーンの手動組み立て

手動入力法は、ゾーンの境界が要素によって明確に囲まれていない場合に使用します(空間のプランニングを行う場合など)。

1.ゾーンツールを起動します。

2.情報ボックスから手動作成法([ポリライン]、[矩形]、または[回転矩形])を選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ZonePolygon.png 

3.平面図または3Dウィンドウでゾーンの輪郭を描画します。

4.表示されるかなづちカーソルでクリックして、ゾーンスタンプの位置を定義します。ゾーンスタンプは、必ずしもゾーンポリゴン内に配置する必要はありません。

ゾーンポリゴンを編集する」も参照してください。

ゾーンの自動認識組み立て」を参照してください。

注記:柱はゾーンを囲む境界として使用することはできません。ただし、ゾーン面積/体積の計算時に、柱に覆われた面積を含めるかどうかを選択することはできます。

ゾーンとの関連」も参照してください。

ゾーンの自動認識組み立て

大部分のゾーンは壁で囲まれており、その開口部はドアと窓に限定されます。このような場合にゾーンを最も簡単に作成するには、自動認識法([内側]または[基準線])を使用します。

1.ゾーンツールを起動します。

2.情報ボックスで、[内側]法または[基準線]法を選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ZoneAutomatic.png 

[内側]法:ゾーン面積が壁の内法で定義されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//InnerEdgeMethod.png 

内法で作成されたゾーン

[基準線]法:壁の基準線がゾーンの境界として認識されます。傾斜壁または断面形状壁には使用できません。

注記:基準線法で作成されたゾーンの平面図表示を設定するには、ゾーンの設定の[総体]または[正味]オプションを使用します。ゾーン面積は変更されずにポリゴンの表示のみが変更されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//NetPolygon.png 

基準線法で作成されたゾーン

3.平面図または3Dウィンドウで、壁/カーテンウォールで構成される閉じたポリゴン内をクリックします。

4.表示されるかなづちカーソルでクリックして、ゾーンスタンプの位置を定義します。ゾーンスタンプは、必ずしもゾーンポリゴン内に配置する必要はありません。

ゾーンの[名前と位置]パネル」の「ゾーンポリゴン」を参照してください。

壁をゾーン境界から除外する

デフォルトでは、壁の設定の[モデル]パネルにある[ゾーンとの関連]設定は「ゾーン境界」に設定されています。

つまり、デフォルトでは壁に囲まれた閉じた空間は全てゾーン境界と見なされます。

壁をゾーン境界から除外するには、[ゾーンとの関連]設定を[ゾーンには影響なし]に変更します。

ゾーンとの関連」も参照してください。

ゾーンの基準点

自動認識法の1つでゾーンスタンプを配置する場合、そのゾーン領域を定義するために最初にクリックした位置にあるゾーン内に十字が表示されます。この十字は、ゾーンの基準点を示します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ZoneCrossPoint.PNG 

この点は、その後の更新操作で、境界認識の開始点として使用されます。

ゾーンポリゴンを編集する

ペットパレットのコマンドを使用して、ゾーンポリゴンを編集します。

ポリゴンおよびチェーン要素を変形する」および「全ての辺をオフセット」を参照してください。

辺をオフセット - 固定面積

このペットパレットコマンドを使用すると、元のゾーン面積を変更せずに、クリックした辺をオフセットできます。これは、定義した面積に基づいて空間のプランニングを行う場合に便利です。

この例では、ゾーンの右側をオフセットします。面積が一定に保たれるように、形状が自動的に調整されます(座標情報を参照)。

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https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//FixedArea2.png 

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//FixedArea3.png 

手動ゾーン境界を作成する

ゾーンにドアや窓がある場合、ARCHICADでは、ゾーンとして認識させる空間単位の外側の境界を探します。この場合、結果が予想と異なることがあります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ZoneOverflow1.png 

この問題を解決するには、以下のいずれかを実行します。

手動組み立て法を使用する。

壁と同じ高さの単純開口ドアオブジェクトを壁に配置する - 壁は2Dで表示されませんが、ゾーン境界として機能します。

ゾーン境界として使用する線、円弧、またはスプラインを描画し、その設定の[ゾーン境界]ボックスをオンにする。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ZoneOverflow2.png 

目的のゾーン境界が自立型の形状や壁を取り囲む場合、ゾーンスタンプをクリックして配置するときに警告メッセージが表示される場合があります。この場合は境界要素の近くをクリックする必要があります。これでゾーンは正常に作成されます。

関連トピック

ゾーンを更新する

ゾーンとの関連

ゾーン面積およびゾーン体積を計算する