Rhinoモデルを開くまたは結合する

Rhino 3Dモデルファイル(.3dm)をARCHICADで直接開くまたは結合するには、次のワークフローを使用します。

[ファイル]→[開く]

[ファイル]→[相互運用性]→[結合]

ARCHICADにインポートされたRhinoモデルは、編集不可のGDLオブジェクトとして表示され、オリジナルのRhinoモデルの論理構造/集合を維持します。RhinoモデルはARCHICADプロジェクトの埋め込みライブラリに配置されます。ユーザーの優先設定(次に示す)によっては、ARCHICADのインポートの前後にモデル分割を調整するオプションを使用できます。

このセクションのトピック

3Dモデルのインポートオプション

ARCHICADでのRhinoオブジェクトパラメータ

ARCHICADでのRhinoプロパティ

ARCHICADでのRhino表示

3Dモデルのインポートオプション

Rhinoモデルを以下のいずれかのワークフローでインポートする際に、[インポートオプション]ダイアログを使用できます。

[ファイル]→[開く]

[ファイル]→[相互運用性]→[結合]

[新規ホットリンクモジュール]ダイアログボックスから[ファイル]→[外部参照]→[ホットリンクを配置]

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoOpenDialog.png 

各ワークフローで、ファイルの種類としてRhino 3Dモデル(.3dm)を選択し、[オプション]をクリックしてダイアログを開きます。

ダイアログボックスの名前はコマンドによって異なります。

Rhino開くオプション

Rhino結合オプション

Rhinoインポートオプション(Rhinoモデルのホットリンクの場合)

これらのワークフローについては、「Rhinoファイルをホットリンク」および「Rhino 3DMファイルをオブジェクトとしてインポート」を参照してください。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoFileOpen.png   https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoMergeOptions.png

曲線形状の分割

スライダを使用して、Rhinoからインポートした曲面の分割を調整します。

注記:

分割スライダは曲線にのみ影響を与え、平面には影響しません。

分割を増やす(その結果、表面スムージングのポリゴン数が多くなる)場合は、ポリゴン数が多いとファイルサイズとパフォーマンスに影響を及ぼすことを覚えておいてください。

曲面形状をBakeする

必要に応じて、[曲面形状をBakeする]チェックボックスをオンにしてインポート前に分割を確定します。その結果、次のようになります。

一度モデルをARCHICADにインポートすると、その後分割を調整できなくなります。

一方、要素スナップが使用可能になります。

一般に、このオプションをチェックするとモデルのナビゲーションは速くなります。

非表示要素

これらのコントロールを使用して、Rhinoの「非表示の要素」のインポートを定義します。

Rhinoでは(ARCHICADと異なり)、要素のレイヤーを表示するかどうかにかかわらず、個々の要素を非表示にできます。デフォルトでは、このような非表示の要素はARCHICADにインポートされません。

インポートする場合は、[非表示ステータスの要素をインポート]チェックボックスをオンにします。

レイヤー

これらのコントロールを使用して、インポートしたRhino要素を配置するレイヤーを定義します(表示か非表示かなど)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ImportRhinoLayers.png 

レイヤーをインポートして元のレイヤー構造を保持(デフォルト)

各Rhinoレイヤーが個別のARCHICADレイヤーとして再作成され、Rhinoレイヤーのフォルダパス(フォルダ_サブフォルダ_レイヤー)に従って名前が付けられます。

このレイヤー名には拡張子「Rhino」が自動的に付加されます。

同じレイヤー名の場合は、拡張子に数字が追加されて区別されます。

Rhinoレイヤーに任意の接頭文字を追加することができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//LayerRhino.png 

全ての要素を既存レイヤーに配置

ポップアップを使用して、Rhinoモデルでインポートされた表示要素および非表示要素を配置するARCHICADプロジェクトレイヤーを選択します。

全ての要素を新規レイヤーに配置([開く]の使用時にのみ有効。[結合]では使用不可)

インポートした表示要素および非表示要素を配置するARCHICADのレイヤーを新規作成します。

材質

これらのコントロールを使用して、Rhinoの色の処理方法を定義します。Rhinoの色はARCHICADの材質属性として処理されます。

Rhinoの色を材質としてインポート

このオプションでは、インポートされた各Rhinoの色は次のように処理されます。

個別のARCHICAD材質として再作成されます。

「Rhino」+番号の名前が自動的に割り当てられます。

任意の接頭文字を付加することができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoImportSurfaces.png    https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//ImportRhinoSurfaces.png

既存の同一材質を使用

ポップアップを使用して、Rhinoモデルでインポートされた全ての色に使用する単一のARCHICAD材質を選択します。

ARCHICADでのRhinoオブジェクトパラメータ

インポートされた各Rhino要素は個別のARCHICADオブジェクト(.gsm)になり、「Rhino」のファイル名接尾文字が付きます。これらは、ARCHICAD埋め込みライブラリ内で、インポートされた各Rhinoファイル用の個別のフォルダ、および各レイヤー用の個別のサブフォルダに保存されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoObject.png 

オブジェクト設定の[Rhinoインポートオブジェクト設定]パネルを使用して、その表示を設定します。

注記:配置されたRhinoベースのホットリンクのオブジェクト設定は編集できません。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoSegmentation.png 

以下のRhino固有のパラメータに注意してください。

分割

インポート時に[曲面形状をBakeする]オプションにチェックしなかった場合は、このコントロールをRhinoからインポートしたオブジェクトに使用できます (上記の「曲面形状をBakeする」を参照)。

注記:選択したオブジェクトをオブジェクトツールに配置(Rhinoからインポートする代わりに)した場合、分割は使用できません。

[分割]ポップアップを使用して、選択した曲線オブジェクトの滑らかさを調整します。ポリゴン数が多いとファイルサイズとパフォーマンスに影響を及ぼすことを覚えておいてください。

2D表示

[面エッジの表示]:内面エッジを2Dで表示する場合に表面エッジを表示します。

[境界ボックス上のホットスポット]:オブジェクトの境界ボックス上に追加のホットスポットを2Dで表示する場合は、これをオンにします。例えば、カーテンウォールなどの直角オブジェクトを形成する場合に役立ちます。

ARCHICADでのRhinoプロパティ

RhinoからインポートしてARCHICADに配置された各エレメントは、オブジェクト設定の[分類とプロパティ]パネルでRhinoと呼ばれる要素プロパティグループに割り当てられます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoProps.png 

これらのプロパティは、要素のオリジナルのレイヤーおよびオリジナルIDをRhinoに保存します (Rhinoの全ての要素をARCHICADの単一のレイヤーに配置するように選択した場合も同様です)。

これらのプロパティを使用して、レイヤーでRhino要素を検索して選択します(ARCHICADレイヤー構造を修正した後でも可能です)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-23-solo-reference-guide//RhinoLayerFS.png 

ARCHICADでのRhino表示

[開く]の後、インポートしたRhinoモデルのビューは、ARCHICADのビュー一覧にリストされる3D平行投影ビューになります。ビューの表示モード(3Dウィンドウ設定)は、Rhinoでのオリジナルの表示モードに依存します。

Rhinoでのビューの表示モード

ARCHICADでのビューの表示モード

ワイヤフレーム、ゴースト、X線、テクニカル

ワイヤフレーム

シェーディング、レンダリング、アーティスティック、ペン

シェーディング