3Dドキュメント設定

[3Dドキュメント設定]ダイアログボックスは以下から使用できます。

ナビゲータにリストされている3Dドキュメントウィンドウのコンテキストメニュー

3Dドキュメントが選択されている場合は、ナビゲータプロジェクト一覧の下部にある設定ボタン

3Dドキュメントウィンドウのコンテキストメニュー

[ドキュメント]→[ドキュメントツール]メニュー

詳細は、「3Dドキュメント」を参照してください。

3Dドキュメントの一般パネル

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDSettingsDefault.png   https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDSettings.png

[参照ID]:IDはデフォルトで割り当てられますが、このフィールドに他の値を入力して変更できます。このフィールドには最高256文字まで入力できます。IDは、ナビゲータおよびプロジェクトウィンドウで3Dドキュメントを識別する際に役立ちます。

[名前]:フィールドには最高256文字まで入力できます。この名前は、ナビゲータパレットおよび3Dドキュメントウィンドウのタイトルバーに表示されます。

3Dドキュメントデフォルト設定で、ソースビューの名前のアイコンを有効にすることができます。これにより、新規に作成した3Dドキュメントの名前としてソースビューが自動的に割り当てられます。

注記:これにより、作成時のソースビューの名前のみが設定されます。フロア名の変更は自動的には起こりません。フロア名は、後でカスタムテキストに変更できます。

[状態]:オプションを選択して、3Dドキュメントとモデル間のリンクの状態を定義します。

[自動再構築モデル]:自動再構築ステータスの3Dドキュメントは、モデルが変更されると、開くたびまたは画面の前面に表示されるたびに自動的に再構築されます。

[手動再構築モデル]:手動再構築ステータスの3Dドキュメントは、自動的には再構築されません。モデルから再構築するには、[表示]→[更新]→[モデルから再構築]コマンドを使用する必要があります (3Dドキュメントウィンドウのコンテキストメニュー、およびプロジェクト一覧項目のコンテキストメニューからも、同じコマンドを使用できます)。

注記:図面タイプの3Dドキュメントはありません。

3Dドキュメントの3D投影パネル

このパネルは、3Dウィンドウに関係する3Dドキュメントのうち、選択したものにのみ使用可能です。

このパネルにより、下記の情報が得られます。

選択した3Dドキュメントの3Dウィンドウソース (選択内容/矩形選択によって制限されているかどうか) かつ

現在の3Dウィンドウ(選択内容/矩形選択によって制限されているかどうか)

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DSelectedText.png 

次の3つのコントロールを使用して、選択した3Dドキュメントを再定義できます。

3Dドキュメントを再定義」も参照してください。

[3D投影を再定義]:このボタンをクリックすると、ソース3Dウィンドウの3D投影の再調整に必要なダイアログボックスが開きます。[OK]を押して設定ダイアログボックスを閉じると、選択した3Dドキュメントが変更された3D投影に従って再定義されます。

3D投影の設定」も参照してください。

[フィルタ要素を再定義]:このボタンをクリックすると、[3Dで要素をフィルタ/切断]ダイアログボックスが開きます。ソース3Dウィンドウに必要な調整を行って、[3Dで表示する要素をフィルタ]ダイアログボックスを閉じます。[OK]を押して設定ダイアログボックスを閉じると、選択した3Dドキュメントが変更された要素フィルタに従って再定義されます。

[3D要素をフィルタ/切断]ダイアログボックス」も参照してください。

[現在の3Dで投影、切断面、表示要素を再定義]:現在の3Dウィンドウで、選択した投影に基づいた3Dドキュメント、切断面、および表示要素を再定義する場合に、このボックスをチェックします。

注記:このチェックボックスが有効になるのは、1回だけです。3Dドキュメントの内容は、3Dウィンドウを変更した場合には自動的に再定義されません。次にこの設定ダイアログを開いたときは、チェックボックスのチェックは外れています。

3Dドキュメント見上げ/見下げ設定パネル

このパネルは(3Dウィンドウでなく)見上げ/見下げ設定に基づいた3Dドキュメント用のオプションを含みます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/FloorPlanProjectionPanel.png 

[ソースビュー]:3Dドキュメントのソース平面図ビューの名前を表示します。

[見上げ/見下げ]:オプションを選択し、切断面からのビューをどの方向に投影するか定義します。

[見上げ]:切断面より「上向き」の投影。モデルの頭上部分の鏡像を表示します。

また投影範囲を定義します。例:1階上の表示上限

投影する表示上限からの正または負のオフセットを定義することができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDReflectedCeiling.png 

[見下げ]:切断面より「下向き」(床まで)の投影。例:1階下の表示下限

投影する表示上限から正または負のオフセットを定義することができます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDFloorPlan.png 

[切断面]:見上げ/見下げ設定を行う切断面の高さを定義します。切断面高さは3Dドキュメントを作成する階の床高から計測されます。

[選択内容/矩形選択に関する情報]:ダイアログボックスにより、選択した3D平面図の平面図ソースに関する情報を確認できます。これにより、3Dドキュメントを生成した際、矩形選択あるいは選択内容のどちらが選択されたかがわかります。その結果、3Dドキュメントの内容が限定されます。

注記:平面図ソースウィンドウは、現在開いている平面図ウィンドウと必ずしも同じではない場合があります。

下図の再定義チェックボックスをオンにすると、再定義した3Dドキュメントがクロップされるかどうか、またはモデル全体が表示されるかどうかについての情報が得られます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDocumentNotLimited.png    https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDocumentLimited.png

3Dドキュメントのモデル表示パネル

断面図ウィンドウとは異なり、3Dドキュメントのモデル表示設定では、切断面を表示するのに材質、要素固有の塗りつぶし、シェーディングあり/なしのカラーを選択することができます。この設定は、現在の3Dドキュメントにのみ有効になります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DModelDisplayCut1.png 

3Dのベクトルハッチングと3Dドキュメントの透過オプションは、3Dドキュメントに固有の機能で、3Dウィンドウの同様のオプションセットと連動していません。

切断要素

[切断表面を塗りつぶし]:このコントロールには、切断要素の表面を3Dドキュメントで表示するための4つのオプションがあります。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DModelDisplayCut100307.png 

1.[切断塗りつぶし - 設定による]:切断面には、それぞれの要素に割り当てたビルディングマテリアルの切断塗りつぶしが使用されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDCutFills.png 

この場合、さらに他のオプションも使用可能です。

[切断要素に統一ペン]:このボックスをチェックすると、この3Dドキュメントの全ての切断要素を表示するのに同じペンを使用できます (このボックスをチェックしなければ、切断要素で個別のペン設定を使用できます)。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDCutSurfaces.png 

次に、以下のコントロールを使用して統一ペンを定義します。

切断線ペン

切断塗りつぶしペン

切断塗りつぶし背景ペン

2.[同一材質]:このオプションでは、この3Dドキュメントの全ての切断面で1つの材質が使用されます。

この[同一材質]は、[切断表面材質]パラメータの塗りつぶしポップアップを使って選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDCutMaterials.png 

または

[3D内の切断要素として定義された材質を使用]ボックスをチェックします。これは、[表示]→[3Dで表示する要素]→[3Dで要素をフィルタ/切断]で選択した材質です。

[3D要素をフィルタ/切断]ダイアログボックス」を参照してください。

3D切断面設定の詳細は、「3D切断面設定」を参照してください。

3.[元の材質カラー(シェードなし)]:このオプションにより、3Dドキュメントの全ての切断面が、個々の要素または構成要素にビルディングマテリアルを使用して割り当てた材質で表示されます。

4.[元の材質カラー(シェードあり)]:上記と同じです。表示カラーにはシェーディングエフェクトが適用されます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/3DDOwnShaded.png 

投影要素

この3Dドキュメントに表示する投影要素のペン属性を選択します。

[投影表面を塗りつぶし]:このコントロールを使用すると、この3Dドキュメントで表示される投影表面の塗りつぶしを定義できます。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/UncutSurfaces3D.png 

1.[統一ペンカラー]:この3Dドキュメント内の全ての投影面の塗りつぶしに統一カラーを適用する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、以下のパラメータが表示されます。

[投影表面ペン]:この3Dドキュメント内の全ての投影要素に均一に適用したいペンカラーを選択する場合に、このコントロールを使用します。

この3Dドキュメント(投影パーツでのみ)で材質カラーを表示するには、次のいずれかのオプションを選択します。

2.[元の材質カラー(シェードあり)]:この3Dドキュメントの投影塗りつぶしを、ビルディングマテリアルで定義した固有の材質カラーで表示する場合は、このオプションを選択します。表示カラーにはシェーディングエフェクトが適用されます。

3.[元の材質カラー(シェードなし)]:上記と同じですが表示カラーにはシェーディングエフェクトは適用されません。材質カラーは表面全体で均一になります。

[投影輪郭に統一ペン]:この3Dドキュメントの投影表面の塗りつぶしの輪郭を表示したい場合は、このボックスをチェックします。チェックすると、[投影輪郭ペン]カラー選択が表示されるので、ペンカラーを選択します。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/UncutContours.png 

[ベクトル3Dハッチング]:このボックスをチェックすると、この3Dドキュメントでベクトル3Dハッチパターンを有効にできます。

[透過]:このボックスをチェックすると、この3Dドキュメントの材質に透明なエフェクトが適用されます(ガラスなど)。

注記:この[ベクトル3Dハッチング]および[透過]コントロールは、3Dドキュメントに固有です。3Dドキュメントを現在の3Dウィンドウの設定で再定義しても、このオプションは再定義されません。

隠れた辺

3Dドキュメントにおいて、ビューから隠れてしまう、要素の辺を表示したい場合は、このオプションを選択します。

隠れた辺用の線種と直線ペンを設定します。

[切断面に表示]:切断面あるいは表示範囲の境界の背後に隠れた辺の可視度をコントロールします。

太陽光と影

[シャドウ]:この3Dドキュメントの影塗りつぶしの表示を設定するには、このコントロールのオプションのいずれか1つを選択します。

[あり]:影が輪郭なしで表示されます。

[あり - 輪郭付]:影が輪郭付きで表示されます。

なし

注記:この設定は、[3Dスタイル]の[シャドウ]設定の影響を受けません。

影塗りつぶしポリゴンは、自由にカスタマイズできます。対応するポップアップパレットを使って、塗りつぶし種類、塗りつぶしペン、塗りつぶし背景ペンを選択します。

境界輪郭

この機能を示す図については、「切断面境界での要素の輪郭」を参照してください。

https://helpcenter.graphisoft.com/jp/wp-content/uploads/sites/3/archicad-24/130_userinterfacedialogboxes/BoundaryContours.png 

[3Dドキュメント境界]:このオプションのいずれかを選択して、この3Dドキュメントの境界で要素の輪郭を表示、指定変更するか、または隠します。

[独自の輪郭]:境界輪郭は、それぞれの設定ダイアログボックスでこの要素を選択した投影ペンを使用して表示されます。

[なし]:境界輪郭は非表示になります。

[輪郭の上書き]:境界輪郭の表示に使用するカスタムの線種およびペンを選択します。